「Lenovo LOQ 16IRH8」は、2023年5月にレノボから発売された高コスパゲーミングノートです。
レノボの新しいゲーミングブランド「LOQ」の第一弾モデルとして登場した本機は期待を上回る高いパフォーマンス、個性的で迫力あるデザイン、無骨で頑丈な筐体、使いやすいキーボードなどが特徴です。
16インチのFHD モニターは144Hzのディスプレイを搭載し、CPUはインテル第13世代のCore i7-13620H、グラフィックスはRTX 4060というモバイル機ながらパワフルな構成が自慢です。
これがなんと18万円台で買えちゃうんだから、もうね…おサイフの紐が緩くなるってこういうことなんだなって。
Lenovo LOQ 16IRH8 とは

製品名 | Lenovo LOQ 16IRH8 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | インテル® Core™ i7-13620H プロセッサー (Eコア 最大 3.60 GHz Pコア 最大 4.90 GHz) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® RTX™ 4060 Laptop GPU 8GB GDDR6 |
メモリ | 16 GB DDR5-5200MHz (SODIMM) – (2 x 8 GB) |
SSD | SSD : 512 GB |
サイズ | 27.76 x 35.96 x 2.1 cm |
重量 | 約 2.6 kg |
製品番号 | 82XW004YJP |
価格 | ¥174,790円(税込) ※2023年8月時点での価格 |
その他 製品番号 | 82XW004XJP 82XW004VJP 82XWCTO1WWJP4 82XWCTO1WWJP2 |
改めまして本機のご紹介です。
レノボのゲーミングといえばご存知「LEGIONシリーズ」や「IdeaPad Gamingシリーズ」が有名です。

あれっ?LOQという見慣れない文字が…!
こちらのLenovo LOQ(レノボ ロック)は2023年5月に発表した新しいゲーミングPCブランドです。
同社の位置づけとしてはエントリークラスとなりますが、システムスペックが良く、また価格も比較的手頃に設定されています。
しかしエントリークラスとは、名ばかりです。(良い意味で!)
…正直なところパフォーマンスはミドルクラスに迫るほど高く、全体的にバランスの取れた仕上がりなので初めてゲーミングPCを購入する人はもちろん、ゲームに熟練したプレイヤーでも満足できる仕様だと思います。
またこのモデルにはゲーミングマウスが付属しているため、初めてゲーミングPCを購入する人にもおすすめの一台となっており、レノボの本気が垣間見えます。
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外観(デザイン)・インターフェース・静音性・付属品
外観(デザイン)








到着したスマートサイズのパッケージを持ち上げた瞬間、サイズに釣り合わない「ずっしりとした重さ」を感じました。
これはきっと頑丈なヤツが来たに違いない…!いざ開封の儀。
登場したのは無骨だけどスタイリッシュさも兼ね備えているような、オールマイティーな用途で使えそうな今っぽいデザインの筐体が登場。
公式曰く、カラーは「ストームグレー」となっており、Macのスペースグレーより暗め、どちらかというとミッドナイト寄りのクールなお色となっております。



性別問わず使えそうでgoodです!



ストームグレーは「Legion」や「IdeaPad」でも採用されており、レノボPCのトレードマーク的なカラーとなりつつあります。
16インチかつ144リフレッシュレートの大迫力モニターに関しては後述しておりますが、なんだかんだで大きいのは正義だと実感します。
ゲームも動画もお仕事も、表示範囲が広いということはそれだけで効率も満足度も上がりますね。
インターフェース






ノートPCにおけるインターフェースはPCの満足度を左右する重要なポイントです。
本機はノートPCの中では豊富な端子類を搭載しているので、別売りのUSBハブなどを買い足すことなく本体だけで様々なデバイスを接続することができます。
また接続しっぱなしとなることが前提の電源ケーブルやLANケーブルの端子を背面に集約することで、なんともスマートな配線レイアウトを実現することが可能となりました。
どこでも持ち運んでというよりは、どっしりと腰を据えての配置を意識したインターフェース、とってもgoodです。
右側面:電子式プライバシーシャッター、USB3.2 Gen1
左側面:USB3.2 Gen2 Type-C、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
背面:USB3.2 Gen2×2、イーサネット・コネクター(RJ-45)、HDMI、電源コネクタ
静音性


(何も操作していない)
CPU使用率:2%


プレイ時
CPU使用率:48%


+youtube視聴時
CPU使用率:53%
PCの動作音については、気になる人もいれば駆動音がしないとPCじゃない!なんて人も居るので、一概に良し悪しの判断をするのが難しい項目です。
というわけで、まずはスマホのデシベルメーター測定アプリで騒音値をチェックすることにしました。
結果として、何もしていない時は58db、ゲームプレイ時は73db、ゲーム&動画視聴時は75dbとなりました。



うーん、この数値の良し悪しが分からん!
そんな時は環境省が定めた環境騒音基準値を参考に作成した目安表をチェックしてみましょう!


こちらの目安表と先ほどのデシベルメーターで測定した結果を見比べると、てっぺんの数値を大きく超えているので非常にうるさそう…なんて感じますね。
しかしご安心ください。
スマホはノートPCの側に置いて測定しておりますので、実際の感じ方はもう少し数値の低いものになります。



この辺りは本格的なガンマイク的なガジェットを導入したいのですが、
安物だとスマホアプリとほとんど精度に差が無いとか…



これならまともにゲームができない…?
ゲーミングPCを利用するようなユーザーであれば何かしらのオーディオデバイスを所持していると思いますので、ゲームプレイ時はヘッドセットやイヤホンを装着することで快適にプレイ可能かと思います。
また筐体の駆動モードを静音タイプにすることでより静かに動作するので、ゲームプレイ時と通常利用時で上手にモードを切り替えるのがオススメです。
駆動モードはLenovo VantageというPC内蔵機能を使って変更するのが簡単です!
付属品


付属品は各種マニュアル、電源ケーブル、アダプター、有線マウスが付属します。
ノートデバイスにオリジナルのゲーミングマウスが付属するのは非常に珍しい印象&とっても嬉しい…!!
プログラム可能な7つのボタンを搭載していたり、7色の2ゾーンLEDイルミネーション搭載という嬉しい仕様ですので届いたその日から本格的にゲームが出来ちゃいます!
トラックパッドももちろん便利なのですが、やはりマウスが有るのと無いのでは雲泥の差というかゲームプレイには必須のデバイスですね。
画質・カメラ性能 検証
16インチ(1920 x 1200) IPSパネル(光沢なし):画質
PC使用中に最も注目するであろうモニターはシステムスペック同等か、もしかするとそれ以上に重要な部位だと感じます。
というわけで、ここでは搭載モニター画質についてざっくりとレビューしたいと思います。
まず本機に搭載されているディスプレイは16インチIPSパネル採用の光沢なしモニターです。
第一印象としては、非光沢なのに潤いがあるグラフィック描写!!
光沢の有無に関しては賛否両論あるため一概に良し悪しを判断できかねますが、ゲームやクリエイティブ用途をお考えの場合は光沢なしの方が効率が上がります。(不要な写り込みが減るため)
リフレッシュレートも144Hzなので、ゲーミングプレイに最適のパネルを搭載していることが伺えます。



ベゼルもそこまで太くないから大画面に見える!



で、デジタルノギスを導入したい…!
ヒンジも想像以上に開きますし、明るさも十分すぎるほどの輝度が確保されております。
暗くしたい時もギリギリまでライト光量を下げることができます。
また詳しい性能を検証して評価するには専用のデバイスが必要なのですが、今回は手軽に描写反応を測定できる方法で簡単な検証をしてみました。
こちらの「UFO Test : Ghosting」ではフレームレートが高いほどキャラの残像が少なく見えるというものですが、異なる数値のモニターを並べてみると、しっかりと残像が減っていることが分かります。



動画を一時停止すると分かりやすいよ!


MacBook Airのリフレッシュレートは60Hzなのですが、実際に比べてみると「Lenovo LOQ 16IRH8」の方がUFOの残像が少なく見える=しっかりと高性能を発揮しているようです。
FPSタイトルを有利にプレイしたい場合において、最適なディスプレイ性能を有していることが分かりました。
1080p FHDカメラ:カメラ性能
カメラ画質に関しては、実際に「Lenovo LOQ 16IRH8」の内蔵カメラで撮影した画像を見てみましょう。


なるほど…画質は1080pの2.1メガピクセル(207万画素)なので、残念ながら良い画質とは言えません。



照明あり&撮影ライトありなのに暗いし、文字も潰れてる…



(ウチ、暗すぎない…?)
しかしWEBカメラでのライブ配信時など、そこまではっきりと顔を見られたくないと言う場合は話が変わります。
女性だけじゃなく男性も、オンライン会議の際は身なりを気にしますよね。
あまりにも高画質だと毛穴までくっきりと映し出されてしまうのがイヤ!と言う時は、むしろ最適な画質とも言えます。
写真撮影には適していませんが、外部デバイスを用意しなくてもすぐにオンラインライブ(チャット)が出来るのはGOODです。
大まかな特徴
エントリーモデルの概念を覆す高性能


16インチの大画面FHDモニターは144Hz仕様、CPUはインテル第13世代Core i7-13620H、GPUはRTX 4060という隙のない構成にも関わらず18万円を切っているなんて…安すぎます。



エントリーとは一体…
LOQシリーズは今後エントリー向け筐体を多く展開するとのことですが、非常にパフォーマンスが高いので初めてゲーミングPCを購入する人はもちろん、熟練プレイヤーでも満足できる仕様だと思います。



今後は人気爆発で売り切れ続出しそうな気がします。
シンプルデザインと頑丈な構造


質実剛健という四字熟語があります。意味は「中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。」
本機はまさにそれを体現しており、シンプルながら日々の厳しい使用に耐えるように設計されています。
具体的には軍用規格であるMIL-STD-810Hという厳しい耐久性基準を満たしているので、強めの衝撃にもしっかりと耐えうるフィジカルが持ち味です。



防水では無いので、お風呂とかで使っちゃダメだよ!
電子式プライバシーシャッターでカメラのオンオフが簡単!


Webカメラを使う予定のない人には正直どうでもいい機能かもしれませんが、ありそうで無いカメラのオンオフ物理ボタン。
本機には電子式プライバシーシャッターが右側面に搭載されておりますので、リモート会議の開始時などにカメラを切ることで簡単にプライバシーを保護することができます。
ゲームプレイ時はあまり使うことがないと思いますが、本機をビジネス用途またはリモートでの併用を考えている人には嬉しい機能だと思います。
CPU・GPU・SSD性能
ここからは「Lenovo LOQ 16IRH8」のCPU・GPU・SSDそれぞれの性能について解説していきます。
Core i7-13620H(CPU)


インテル® Core™ i7-13620Hプロセッサーは第13世代のモバイル用CPUで、10コア16スレッドを持ち、最大4.90GHzのターボ・ブースト・テクノロジーを備えています。
主に「クリエイターノートPC」や「ゲーミングノートPC」など、高いスペックが必要なパソコンに多く使用されているため、パワフルな性能が自慢です。
そのため電力効率の面では消費電力が比較的高く、省電力性よりもパワーとパフォーマンス性能を優先したモデルといえます。(時間平均消費電力は45w)
またこのCPUはDDR5-5200やDDR4-3200 LPDDR5X-5200 / LPDDR4X-4267などのメモリータイプに対応しており、内蔵グラフィックスとしてIntel UHD Graphicsも搭載しています。



幅広いメモリ規格対応&内蔵GPUは嬉しい…!
Geekbench5ベンチマークではシングルコアが1,862ポイント、またマルチコアが11,806ポイントという結果が出ており、世界的にも高い評価を受けています。
モバイル機のパーツは後から換装するのが大変困難ですので、はじめから高い性能を搭載しているのは嬉しいですね。
GeForce RTX™ 4060 Laptop(GPU)


本機にはNVIDIAが提供するノートPC用GPU、GeForce RTX™ 4060 Laptopが搭載されています。
このGPUはAIを活用したDLSS3により、ゲーム性能を飛躍的に向上させることができるため、より迫力あるゲーミング体験が可能です。
3DMark TimeSpy Graphicsでのスコア検証結果としては、RTX 4060 Laptop GPUは10050ポイントというスコアを出しましたので、旧型であるRTX 3060 Laptopと比較すると20%高速になったと言えます。



価格と性能のバランスが良いRTX 3060 Laptopより高性能!
またMax-Qテクノロジによりシステム性能や電力、バッテリー駆動時間、静音性を最適化してくれますので、最高の効率を最適なタイミングで引き出すことができます。



これなら激しいゲーミングもクリエイティブ作業も安心して行えますね。
結論として、ゲーマーとクリエイター向けの高性能GPUという立ち位置ですので、幅広いユーザーにおすすめできるパーツだと感じました。
500 GB (SSD)
ここでは本機のSSD性能に関する性能をチェックしてみます。
専用のベンチマーク測定ソフト「クリスタルディスクマーク」を使用しました。


読み込み速度(Read) | 書き出し速度(Write) |
---|---|
3217.10MB | 3159.67MB |
結果として読み込み速度は3217.10MB、書き出し速度は3159.67MBという結果となりました。
しっかりと平均以上のスコアが出ていますし、書き出し速度も読み込み速度と同等のスピードが確保されており、数値だけで見るとバランスの良い性能だと感じます。
数値別の具体的な快適性については下記の表を参考にしましょう。
ゲーム利用時の動作性 | |
---|---|
5,000MB/s以上 (NVMe Gen4) | とても快適 |
1,500MB/s以上 (NVMe Gen3) | 快適 |
500MB/s以上 (SATA3) | やや快適 |
300MB/s以下 (HDD) | 不快(軽いゲームなら問題なし) |
SSD速度が出ないとPC起動に長い時間を要したり、ゲームロードに時間が掛かる、PC動作がモタモタするなどのストレス要因に悩まされますが、このSSD性能であれば快適なPCライフを送れます。
唯一の欠点としては、やや容量が少ないかなって感じます。
私も1TBでは容量が足りず500GBを追加したのですが、それでも足りなくなってきました。



動画ファイルとゲームデータがめちゃ大きいよね…
増設自体の難易度はデスクトップよりもノートの方がやや高い場合が多いため、たくさんのデータを扱う予定の方は購入前のカスタマイズで容量アップをしておくと幸せになれます…
しかし本機はSSDカスタマイズ項目がありませんので、別途外付けSSDで容量拡張するか、セルフカスタムを施す必要があることを覚えておきましょう。
「オーディン:ヴァルハラ・ライジング」プレイ時の快適性


「Lenovo LOQ 16IRH8」は「オーディン:ヴァルハラ・ライジング」推奨モデルのゲーミングノートとなっておりますので、これから当タイトルをじっくりプレイしたい人にぴったりの筐体です。



でも推奨モデルって本当に快適プレイできるのかな?
私も以前より疑問でした…
というわけで「推奨モデルPCは本当に推奨モデルなのか?!」を検証してみたいと思います。
初期設定でプレイしてみる


まずは各種設定をいじって快適プレイ!…と思いましたが、推奨モデルPCの実力を確かめるため、初期状態でプレイすることにしました。
まずはキャラ作成を済ましチュートリアルを進めていきます…動作感はどうでしょうか。
おぉ、さすがは推奨モデル…初期設定でも快適に動作する!!
ラグやカクツキもありませんし、複数のプレイヤーが集まり表示される町でもモタつく事はありませんでした。



まぁ、初期設定なら「中レベル」だから当然って感じ?
私もそう思っていたのですが、ゲーム設定を開いたら驚愕の事実が判明しました。


なんと、初期設定は「最高品質」だったのです。
つまり、最高設定にも関わらず快適な動作環境が確保されているのです。(しかもノートPCでこの快適性…!)
さすがは推奨モデルPC…レノボさん、素敵なノートPCを販売いただきありがとうございます…!!
これなら場所を選ばずどこでもオンラインMMOがプレイ出来ますね。



ちょっと重いけど、キャンプや車中泊でプレイしたい…!
より快適なプレイ環境を目指す…!
初期設定で超絶快適なプレイ環境が整っておりますので、これにて終幕!
…といきたいところですが、どうせならより良い環境を目指したいのが人の性です。
ここでは各種設定を調整して、さらに「オーディン:ヴァルハラ・ライジング」を楽しめるようにカスタムした設定をご紹介します。
戦闘時にポーションを自動使用


こちらの設定をオンにしておくことで、戦闘時に自キャラのHPが減少した際にオートで回復アイテムを使用することができます。
MMORPGはコマンドやアクションの数が通常のゲームより多く敵との混戦時はパニックになりがちですが、この設定をONにすることで自動回復ができます。
キャラ移動でスキル詠唱キャンセル


MMOはあらゆる方面から敵が向かってきますので、スキル使用中の隙を攻撃され手痛いダメージを負うこともしばしば。
この設定をONにすることで、敵からの強力なスキル発動のタイミングに合わせて距離を置くことができるので負傷するリスクを下げることができます。
描画品質を調整する


この描画設定を最高にすることで、最高レベルのゲーム環境が整います。
しかし、ご自身のPCが当タイトルの推奨スペックに満たない場合はラグやカクツキ、フリーズなどの影響が出ます。
「Lenovo LOQ 16IRH8」の場合は初期設定が最高値となっており、実際に快適な動作環境でしたが排熱ファンの動作音が少々高め、多めかなと感じました。
こちらに関しては設定を調整しつつ、筐体の負担を下げることで高パフォーマンスを維持することができます。
アンチエイリアスを調整


アンチエイリアスとはどのPCゲームタイトルにも存在するので、この機会にどんなものかを覚えることで応用が効きます。



ギザギザになった線の描写を滑らかにしてくれるありがたい機能!
画質設定を落とした際に気になる、キャラやオブジェクトの輪郭がギザッとなって不快になるアレ(ジャギー)を上手にぼかして気にならなくする機能がアンチエイリアスです。
低設定で負担を軽減しながらプレイする場合は、必ずONにして快適に遊びましょう。
「フレーム」数値の調整


フレームはゲームの動作性や快適度に直結する「フレームレート(fps)」の事ですね。
銃で撃ち合うFPSは「ファーストパーソンシューティング」、動作性のfpsは「フレームパーセコンド」ですのでお間違えなきよう。
こちらはPCによって最適な数値が異なりますが、お使いのモニターやPCスペックを確認した上で最適な数値を選択することで、ヌルヌル動作を実現することができます。
本機モニターのリフレッシュレートは144Hzなので「144」を選択。



60→144fpsは倍以上の進化ですので、ヌルサク動作に感動するはず!
他、FPSゲームでの快適性
ここからは各ゲーム(APEX、FORTNIGHT、VALORANT、CoD:WARZONE2.0)での快適性(fps値)を、実際に『Lenovo LOQ 16IRH8』でプレイして確認していこうと思います。
①各値(画質、描写品質)最高設定で検証
②各値(画質、描写品質)最低設定での検証
③プロおすすめ設定で検証
3項目に分けて検証することで、『Lenovo LOQ 16IRH8』でゲームをプレイした際の動作性がはっきりわかるかと思われます。
PCゲームにおけるFPS快適指数の基準は下記の通りです。


また検証環境ですが、全て有線LANを用いてオンラインプレイでの快適性をチェックしております。(検証条件を揃えるためUSB変換LANアダプターを噛ませて検証しています)
動作の快適性に関しては感じ方に個人差があるかと思いますが、購入時の参考になれば幸いです。
「APEX」プレイ時の快適性


検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 174 fps |
各値最低設定 | 平均 299 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 267 fps |
最高設定はもう少しfps値が伸びるかなと思いましたが、ひとまず160〜170台をキープといった感じです。これでも十分快適プレイが可能なので優秀だなという印象。
最低設定は当タイトルにおけるMAXフレームレートが出ていますが、やはり画質の荒さが目立ちます。
プロおすすめ設定は動作良し、画質もまずまずなので、より高みを目指したい人やポイント稼ぎに最適です。






「FORTNIGHT」プレイ時の快適性


検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 252 fps |
各値最低設定 | 平均 342 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 319 fps |
最高設定は想像以上のフレームレートが出ており快適なプレイが可能ですが、レンダリングモードがパフォーマンスですので細かいグラフィック設定ができないことに注意が必要です。(この設定じゃないとまともに遊べません…)
最低設定は圧倒的なfps数値でサクサク動作が魅力ですが、細部オブジェクト描写がモザイクのような表現なので、時々萎える時がありました。
プロおすすめ設定はfps値も高く動作バランスも良いので、フォートナイトは最高 or プロ設定がオススメです。
レンダリングモードはDirectX 11, DirectX 12, パフォーマンスの3つのモードが用意されています。






「VALORANT」プレイ時の快適性


検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 250 fps |
各値最低設定 | 平均 321 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 287 fps |
最高設定は数値上では快適なはずですが、所々で軽微なラグを感じます。当タイトルはびっくりするくらい一瞬で勝敗が決まるので、エンジョイ勢ならこの設定で良いけど中級者以上なら厳しい印象…
一方の最低設定は非常にヌルヌル動作のゲームプレイが可能です。(画質崩れもそこまで気になりませんでした)
プロおすすめ設定は動作と画質のバランスが良いので初心者から玄人におすすめの設定だと感じました。






「CoD:WARZONE2.0」プレイ時の快適性


検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 83 fps |
各値最低設定 | 平均 125 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 107 fps |
最高設定は予想以上に快適に動作しており、画質も良いのでfps数値以上の満足感がありました。
最低設定は細かい描写がのっぺりとしているので、動作性重視の人以外はオススメできないかも…
プロおすすめ設定に関しては3桁フレームレートが出ていますが、良くも悪くも最高設定との差があまり感じられないので、好みの設定を選びましょう。
プリセット設定によるデータなので、詳細設定を調整することでもう少しfps値が伸びそう…!






FF14(ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ)ベンチマーク測定結果


FF14に関しては公式専用ベンチマークソフトを利用して3つの品質スコアを検証します。普段はHD、WQHD、4Kの3種類に分けて検証しますが、PC環境の仕様上HDのみとなります。
画質設定「最高品質」ベンチマークスコア


画質設定「最高品質」 | |
解像度 | スコア |
1920×1080(フルHD) | 21790(非常に快適) |
画質設定「高品質」ベンチマークスコア


画質設定「高品質」 | |
解像度 | スコア |
1920×1080(フルHD) | 25171 (非常に快適) |
画質設定「標準品質」ベンチマークスコア


画質設定「標準品質」 | |
解像度 | スコア |
1920×1080(フルHD) | 27964(非常に快適) |
ベンチマークテストの結果ですが、どの設定でもしっかりと平均快適スコアの8000以上をしっかりと超えているので、文句なしの動作性が確保されていることが分かります。
ただしスコア測定ソフト稼働時の本体ファン回転音は少々気になります。。。
こちらに関してはPC本体内蔵ソフト「 Lenovo Vantage」にて動作モードを調整することで緩和されますので、お好みの設定を見つけてみて下さい。
「Lenovo LOQ 16IRH8」に似ているPCと比較
ゲーミングPC購入時の決め手はどんなものでしょうか。
性能もデザインも似ていたら、最後は価格?それともブランド?
ここでは本機と類似したスペックの商品と見比べて、どのような違いがあるかをチェックしてみましょう。
商品名 | Lenovo LOQ 16IRH8 | Stealth-15-A13VE-769JP [コアブラック] |
---|---|---|
画像 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() |
価格 | ¥174,790円(税込) | ¥229,800 |
CPU | Core™ i7-13620H | Core i7 13620H |
GPU | RTX™ 4060 Laptop GPU 8GB GDDR6 | GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16 GB | 16 GB |
SSD | 512GB | 1TB |
HDD | ー | ー |
重量 | 約2.6kg | 2.1kg |
付属品 | 各種マニュアル、電源ケーブル、アダプター、有線マウス | 専用ACアダプタ |
商品URL | 「Lenovo LOQ 16IRH8」最新価格・ スペック一覧【Lenovo公式】 | 「Stealth-15-A13VE-769JP」最新価格・スペック一覧【MSI公式】 |
今回はMSIから発売中の「Stealth-15-A13VE-769JP」と比較してみました。
このモデルは「Lenovo LOQ 16IRH8」と同様のCPUを搭載しつつ15.6インチ4K(3,840×2,160)ノングレアディスプレイを備えている高性能ゲーミングノートです。
まず価格ですが、Lenovoが大きくリードしているようです。
おそらくですが、現時点ではエントリーモデルの中で「Lenovo LOQ 16IRH8」が最もコスパの良いゲーミングノートに仕上がっておりますので、誰も勝てそうにないのが現状です。



GPUもLenovo社が高性能なパーツを採用してるね!
ゲーミングPCの命と言っても過言ではないグラボの性能が高いのは嬉しいですよね。
一方でSSD容量と本体重量に関してはMSIが先を行く形になっております。
SSD容量はおよそ2倍ですし、本体サイズは若干の違いがありますが4Kモニターを搭載しているのは強いですね…
より高いスペック&コスパを求める場合は、「Lenovo LOQ 16IRH8」
高精細モニター&大容量SSDの安心感なら「Stealth-15-A13VE-769JP」
どちらも高性能ですので存分に迷って欲しいと思いますが、Lenovoさんのコスパ高すぎませんか…
今後はより一層メーカー間の競合が激しくなり、どんどんゲーミングPCの高性能化&値下げが進みそうですね。
「 Lenovo LOQ 16IRH8」の気になる点
排熱とファンの回転音が多めかも…


本機の気になる点として真っ先に感じたのは「排熱」が多めかも?という問題です。
特に筐体右側からの排熱により、ドライヤーの温風を長時間当てられたかのような状況に陥ります。



え、マウスの位置を下げれば良いんじゃないの?
全くもってその通りですが、仮にFPSゲームをプレイする際、左右の手のポジションを平行線上に配置したい人には超絶もどかしいわけです。



身体を捻りっぱなし…
逆にマウスをキーボード位置より前に配置してプレイする人も注意が必要です。このスタイルはゲームに熱中しすぎて前のめりになっちゃう人あるあるです。


その場合はHDMIケーブルで外部モニターなどに接続して、擬似的なデスクトップモードにすることで解決しますのでお試し下さいませ。(Macのクラムシェルモード的な使い方)
まとめ
「Lenovo LOQ 16IRH8」は、ゲームやクリエイティブな作業に最適な高性能ゲーミングノートPCです。
なんといっても第13世代インテルプロセッサーとGeForce RTX グラフィックス、鮮やかで精細な16.0型IPS液晶を搭載しており、高いパフォーマンスと快適な操作性を実現します。
結論としてこのPCはゲームが好きな方や画像編集、動画編集などのクリエイティブな作業を行う方におすすめです。
最上位モデルである本機は18万円台で購入できますので、これからゲーミングノートを導入予定の方やコストパフォーマンスに優れたPCへの買い替えを検討している人にぴったりです。
ぜひ「Lenovo LOQ 16IRH8」を店頭などでチェックして購入を検討してみて下さいね。
\ お得なセール開催中! /


- エントリーモデルでありながらGPUの性能がゴツい
- 144Hzのディスプレイ搭載
- IPSパネル(光沢なし)で人によっては嬉しい
- ゲーミングマウスが初めから付属
- 排熱とファンの回転音が多めかも