「Legion Pro 5i Gen 8 16型」は最新ゲームタイトルをストレスなく遊べる卓越したパフォーマンスを発揮します。
さらに16インチWQXGA(2560 x 1600)の240Hzディスプレイを採用しているため、競技性の高いゲームで有利展開を確保できるだけなく、臨場感溢れる映像体験が味わえます。
多種多様なインターフェース、WiFi 6E対応のワイヤレス通信など、ゲーミングシーンで求められる機能を多数備えているのも魅力。
本機レビューでは、この充実した多機能マシンの実力を余すところなく紹介します。
Legion Pro 5i Gen 8 16型の特徴
製品名 | Legion Pro 5i Gen 8 16型 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | インテル Core i7 13700HX(Raptor Lake) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU |
メモリ | 16GB |
SSD | M.2 1TB |
サイズ | 363.4x27x260.4 mm |
重量 | 約2.5 kg |
価格 | 236,500円 (※2024/04/記事執筆時点) |
コスパの鬼、コスパの巨匠と称賛されるあのレノボからとんでもない神機が発売されておりましたが、完全に見逃しておりました…悔しい。
トレンドスペックのパーツ類を網羅した高性能と凄まじい価格設定…本機の素晴らしさはスペック表で一目瞭然です。
人気すぎて品切れが相次いでおりますので、タイミング次第ではゲットできないことをご了承ください…!
第13世代の高性能CPU搭載
Lenovo Legion Pro 5i Gen 8は、Intel 第13世代モバイルCPU Core i7-13700HXを搭載しています。この13700HXは業界トップクラスのパフォーマンスを発揮する高性能CPUです。
ゲームのフレームレートはもちろん、3DCGレンダリングや4K動画編集など、高負荷の作業でも快適に動作します。
さらにAIモデル計算や動画エンコードの高速化にも貢献する機能強化も施されています。
つよつよGPU「RTX 4070」を搭載
本機の真骨頂は、搭載されているNVIDIA GeForce RTX 4070 GPUの高性能です。
40シリーズは従来のRTX 30シリーズから大幅な性能向上を実現していますし、高解像度・高フレームレートでの映像出力にも対応しており、クリアかつ滑らかな映像体験をお届けします。
著者は実際に30シリーズを使っている身ですので、ゲーミングに最適化されたRTX 4070 GPUの性能が本機の魅力をさらに押し上げているなと実感しました。
240リフレッシュレートの16型WQXGAディスプレイ
本機はその名の通り16インチのWQXGAディスプレイを備えており、鮮やかな色彩と細部まで鮮明に描き出される高解像度が強力な武器となります。
さらに240Hzの高リフレッシュレートによりゲーム中の動きが非常に滑らかに表示され、遅延やブレのないゲーム体験を提供します。
実施にFPSタイトルをいくつかプレイ・検証しましたが、吸い付くエイムなるものを身を持って感じられました。
デザイン・インターフェース・静音性・付属品
デザイン
筐体には高級感のあるアルミニウム合金を採用し、洗練された外観を実現しています。
無骨だけど堅牢感もあるし、かと思えばゲーミングPCとは思えない上品なデザインにも見えますし、Legion Proシリーズならではの力強い存在感も兼ね備えてる印象。
これなら年齢性別問わず、そしてどんなシーンでも違和感なく使えるような洗練された佇まいです。
インターフェース
正面背面にも豊富な端子が装備されてるので、配線も綺麗になります。(控えめに言って神レベル)
有線LANポートも装備されており安定した有線接続も可能です。
無い場合は別途USB変換アダプターが必要なので、ありがたい…
その他、USB 3.2 Gen 1 Type-Aポートが3基、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを1基装備など、様々な周辺機器を接続できます。
静音性
静音性に関してはスマホのdBメーターで計測した結果がこちらです。
身体や目に優しいと言われる「約40cmの距離」から測定しましたが、最高動作モードの『サーマル』でも想像以上に静かだなという印象です。
しかし、やはりゲームをプレイするとファンの風切り音が目立ちますので、ゲームプレイ時のみヘッドセットやイヤホンを使用するのが最適かと思います。
音の感じ方は人それぞれですので、参考程度に!
付属品
300wのパワフルなACアダプターとケーブル、Legionロゴ入りのオリジナルゲーミングマウス、セットアップガイドが同梱されています。
筐体は小型化、アダプターは大型化の流れがゲーミングノートの主流となりつつありますが、300wなので高負荷ゲームタイトルをはじめ長時間の動画編集などもしっかりこなしてくれそうですね。
同梱されているマウスですが、USB接続することでLegionロゴがキラリと光る洒落っ気仕様なのもgood。
ディスプレイ画質・カメラ性能 検証
16型 WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし(240Hz)
2560×1600の高解像度に加え240Hzの驚異的な高リフレッシュレートを実現、とんでもない性能です。
画面占有率は驚異の93.08%…これベゼルが狭いので16インチ以上に錯覚するような大画面なんです。
また非光沢パネルを採用しているため、室内や人の顔などの映り込みを大幅に抑えられます。
撮影や検証時にとっても助かりました…!
1080p FHDカメラ:カメラ性能
カメラは高解像度の1920×1080ピクセルの映像出力が可能となっており、ビデオ通話時の映像がくっきり鮮明に映し出されるので、遠隔会議などでも円滑なコミュニケーションを図れます。
本体右側面に「プライバシーシャッター」を搭載しているので、ユーザーに配慮された作りも好印象だし昨今のニーズに対応しているLenovo、さすがです。
シャッターボタンはカメラの視界をオンオフできるよ!
CPU・GPU・SSD性能
インテル® Core™ i7 13700HX プロセッサー
Core™ i7 13700HXは、16コア24スレッドと5.0GHzのブースト周波数を実現する最新の高性能モバイルCPUです。
Intel Thread Directorにより、シングル/マルチスレッドタスクに応じて最適なコアを自動選択してくれますので、省電力化にも繋がりますね。
オーバークロック対応で最大115Wまで電力供給可能なので、モバイル環境なのにデスクトップCPUに迫るパフォーマンスを発揮できるのも魅力です。
NVIDIA® GeForce® RTX™ 4070 Laptop GPU
3DMark Time Spy Extremeなどのスコア検証では11,000点超のスコアを記録する高性能のGPU。
こちらは3Dアプリケーションに必要な高い性能を保持しており、リアルタイムレイトレーシングとAI駆動のグラフィックス機能をサポートしてくれます。
ゲームでは従来の30シリーズと比べ2倍近いフレームレート達成など、ゲーム体験の質が飛躍的に高まっています。
1TB (PCIe NVMe/M.2)
SSDに関しては専用ソフトで速度をチェックしたところ、上記画像のような結果になりました。
検証時キャプチャーしたゲームタイトルの録画データは長時間となり「重い」のですが、ストレス無くサクサク処理(移動やコピー)できました。
昨今のSSDスピードのインフレ化は目まぐるしく変化しており、3000以下は遅い認定をされるほどです…。
ゲームの快適性
各ゲーム(APEX、VALORANT、PUBG: BATTLEGROUNDS)での快適性(fps値)を『Legion Pro 5i Gen 8』でプレイして確認していこうと思います。
①各値(画質、描写品質)最高設定で検証
②各値(画質、描写品質)最低設定での検証
③プロおすすめ設定で検証
PCゲームにおけるFPS快適指数の基準は下記の通りです。
動作の快適性に関しては感じ方に個人差があるかと思いますが、購入時の参考になれば幸いです。
「APEX」プレイ時の快適性
検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 170 fps |
各値最低設定 | 平均 298 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 293 fps |
最高設定は間違いなく高水準動作ですが、本機は240ヘルツモニターだからもう少し頑張りたいところ。
最低は、動作性こそ神ってますが、グラフィックを犠牲にしています。
…というかプロ設定がバランス良すぎて他の設定が霞んでしまいます。迷ったら競技用設定のプロ一択。
「VALORANT」プレイ時の快適性
検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 380 fps |
各値最低設定 | 平均 443 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 418 fps |
最高設定は間違いない動作感なので時間を忘れてプレイできます。
プロ設定は追従性の高いマウスエイムが可能ですので、これから始める予定の人は最高orプロ設定が良さげ。
気づいたけど、本機付属のゲーミングマウスが非常に使いやすい…咄嗟のしゃがみ→射撃がめちゃくちゃ楽。
「PUBG: BATTLEGROUNDS」プレイ時の快適性
検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 平均 157 fps |
各値最低設定 | 平均 270 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 263 fps |
最高はヌルヌル動きラグもなくエイムもばっちり、エンジョイなら言うことなし。
最低はグラフィックが平坦なので目が疲れるけど、サクサク動くからアリかも(遠距離描写が低いので視認性は×)
プロ設定は角待ちや対面での撃ち合いに100%で勝てたので、夕飯ドン勝つしたいならぜったいこれ!
デスクワークでの動作感
オフィスワーク系ソフト | ||
Excel | Word | PowerPoint |
◎ | ◎ | ◎ |
クリエイティブソフト(軽〜ちょい重) | ||
Illustrator | Photoshop | premiere Pro |
◎ | ◎ | ◎ |
3D CG系ソフト(重め) | ||
after effects | blender | |
◎ | ◎ |
上記パーツ構成によりofficeソフトをはじめAdobe Photoshop、Premiere Pro、Illustratorなど、さまざまなアプリがストレスなく作業できます。
4Kビデオ編集も13700HXの強化されたAI性能とIntel Videoコーデックでサクサクですし、冷却システムも優れているため静穏性と安定性が高い作業環境を実現します。
ゲーマー&クリエイターのデスクワークにも最適なLegion Pro 5i Gen 8。隙がありませんね…!
似ているPCと比較
商品名 | Legion Pro 5i Gen 8 | Creator-Z17HXStudio-A13VFT-2903JP |
---|---|---|
画像 | ||
価格 | 247,313円 (税込) | 399,800円 (税込) |
CPU | Core i7-13700HX | Core i7 13700HX |
GPU | GeForce RTX4070 8GB LaptopGPU | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 32GB |
SSD | 1TB Gen4 SSD | M.2 SSD:1TB |
HDD | ー | ー |
重量 | 約2.5kg | 2.49 kg |
付属品 | セットアップガイド・電源ケーブル・ACアダプター・ゲーミングマウス | 専用ACアダプタ、MSI Pen 2 |
商品URL | 「Legion Pro 5i Gen 8」最新価格・ スペック一覧【Lenovo公式】 | 「Creator-Z17HXStudio-A13VFT-2903JP 」最新価格・ スペック一覧【MSI公式】 |
結論として、用途に応じてメリット/デメリットがあるため、一概に優劣をつけられません。なんのための比較だというツッコミは控えてもろて…。
クリエイターワークを重視するならMSIの方が17インチの4Kタッチパネルで有利ですし、コスパと冷却性能、ゲーミングでの性能を重視するならLegionが魅力的です。
価格は選択時の大きな理由となるもんね。
予算と作業スタイルを考慮して、自分に合ったモデルを選ぶのが賢明でしょう。ペン付属のMSIも良いなぁ…。
気になる点(デメリット)
このノートPCはアルミニウム合金製のボディを採用しており、無骨でシャープなデザインが魅力的ですが、その部分に付いた手垢や指紋が非常に目立ちます。
定期的に拭いてはみたのですが、なかなか綺麗に拭き上げられないのも少々ストレスになりました。
マットな質感を活かしたスタイリッシュなデザインは好ましいものの、手垢が目立ちやすい点はユーザビリティの観点から改善の余地がある部分だと感じました。
まとめ
- アルミ合金の上品ボディ
- APEX競技用設定で平均 293 fps!
- 豊富なポート搭載でdockやハブ不要
- 240Hzの圧倒的なパワーディスプレイ
- 指紋が目立つのでクリーニングクロス必須かも…?
Lenovo Legion Pro 5i Gen 8は、第13世代CPUとRTX40シリーズを搭載した高いパフォーマンスが自慢のゲーミングノートPCです。
ゲームプレイのみならずクリエイティブ作業も得意ですので、これから新しいことを始めたい方やデスクトップからの買い替え、むしろメイン機としての運用もゴリゴリいけちゃいます。ぜひ一度公式サイトでチェックを!