今回の記事を読むとこんな事がわかります。
「GALLERIA ZL7C-R37TH」の実機レビュー
「GALLERIA ZL7C-R37TH」でAPEX等の人気PCゲームをプレイした結果
昨今のゲーミング業界の成長はめざましい発展を遂げており、この数年間でゲーム業界の業界規模(主要企業34社の売上高の合計)は6兆6,576億円となっています。
これは巣ごもりによる需要の増加と「eスポーツ」の競技化が大幅に進んだことが起因していると言われています。
その結果、自分だけのゲーミングPCを求める方が以前より増えましたが、その分購入時の悩みを抱える方も多くなりました。
『どれを買ったら良いのでしょうか…』
『ノート型が欲しいけど、性能ってどうなの?』
そこで今回はスリムな本体にも関わらずデスクトップさながらの性能を持つパワフルなゲーミングノート「GALLERIA ZL7C-R37TH」に関する各データを詳しく検証・解説していこうと思います。
GALLERIA ZL7C-R37TH スペック解説

製品名 | GALLERIA ZL7C-R37TH |
カラー | アルミニウム合金ボディ |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-12700H プロセッサー |
グラフィックス | GeForce RTX™ 3070 Ti |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
サイズ | 358(幅)× 247(奥行き)× 20.0(高さ 最薄部) mm |
重量 | 約2.15kg |
価格 | 279,980円 (税込) |
本機は国内BTOパソコンメーカーの最前線を走り続けるサードウェーブが販売中の、とてもパワフルなゲーミングノートPCになります。
この「GALLERIA ZL7C-R37TH」はラインナップで言うところのZシリーズと呼ばれるもので、立ち位置的にはハイクラスモデルにあたる非常にスペックの高いPCになります。(シリーズは下からR、X、Z、Uとグレードが上がっていきます)
その分価格は30万円に近いものとなり、初心者の方はなかなか手を出しづらいかもしれませんが、ハイクラスの名に恥じない高性能で快適なゲーミング体験ができるようなので、今からゲームをするのが楽しみです…!
月々5,900円(税込) ※でハイクラスのゲーム体験がご自宅で遊べる!(48回払いまで手数料が無料)※2022/08/08現在
GALLERIA ZL7C-R37TH 外観・インターフェース・静音性
外観・デザイン
本体は高級感のあるアルミニウム合金ボディに仕上がっており、MacBookのようなスタイリッシュなデザインと、ゲーミングノートの中では軽量かつコンパクトな佇まいとなっています。
普段使いでも全く違和感がありませんし、むしろカフェや出先でライティング作業や動画編集もバリバリこなせます。手に持って実際に見てると、短時間で愛着が湧くというか長く愛用したくなるこだわりのデザインと質感です。
キーボードも非常にこだわりを持って開発されたもので、浅いキータッチにも関わらず打鍵感を感じられる心地よいタイピング&操作が可能です。従来比で35%大きくなったタッチパッドも快適操作を手助けしてくれます。
これでいてハイスペックを搭載しているのですから驚きですね…場所を選ばずどこでもあらゆる作業ができるため、リビングを始め旅先やコワーキングスペースなどいろいろな場所にお供させたくなる魅力があります。
インターフェース


スペック、デザインともに優秀な本機ですが、インターフェースも非常に豊富な端子を搭載しております。
本体右側にはThunderbolt4、USB3.2 GEN1 Type-A、HDMI2.1が搭載されており、映像出力を始め高速データのやり取りや電源供給、USB Type-Cへの接続など幅広い動作に対応できます。
そして本体左側にはGEN2 USB Type-CセキュリティスロットやSDカードリーダー、マイクヘッドフォン端子が搭載されているため、PC本体だけで様々な外部デバイスをスマートに接続出来ます。(ハブやdock不要なのは嬉しいですね!)
高額商品ゆえに盗難が怖いところですが、セキュリティスロットに別売りのチェーンロックやセキュリティーワイヤーを装着することで安心して使用できるため、ユーザー思いのデザイン構造がとても嬉しく好印象ですね。
静音性

CPU使用率:3%

CPU使用率:34%

CPU使用率:48%
ここでは快適プレイに必要不可欠な項目である「静音性」について検証しました。まずはスマホアプリのデシベルチェッカーを使用して3項目動作時による騒音の推移をチェックします。
結果としてアイドル時(デスクトップ画面で何もしていない)は42Db、APEXプレイ時は54Db、APEX&YouTube視聴時は56Db、という数値が出ました。
…とはいえ、数値でだけではいまいちピンと来ませんしイメージできないかと思いますので、下記の私生活における騒音値表の目安を参考にしてみてください。
静音値の目安 | |
---|---|
50dB~ | ハイパワーでのエアコン動作。とてもうるさい。 |
46~50dB | 一般的なエアコンの動作音。ややうるさい。 |
45~41dB | やや風量を上げた扇風機。一般的なPCのdB音。 |
40~36dB | PC付近にいると少々うるさく感じる。 |
31~35dB | 静かな扇風機の風切り音程度。 |
26~30dB | PCと距離を置いても音が聞こえるレベル。 |
音の感じ方は千差万別とも言われており、聴力の違いや感じ方によって意見が分かれてしまいます。中にはオーディオインターフェースを利用するため全く騒音は気にしない!と言う方も居ますね。
それらを前提に著者の感想としては、使用環境によっては結構動作音が気になるかな…と言う印象です。
アイドル時は静音性に優れており、本当に動作しているか不安になって耳を近づけて様子を伺うほどのレベルですが、ゲームをプレイするとどうしてもファンの風切り音が目立ちます。
しかし、本機の購入及び検討中の方はおそらくイヤホンをはじめとした何かしらのオーディオデバイスを利用しての使用を前提としていると思いますので、さほど気にならないかとも思います。(勝手に決めつけましたが…足音とか聞きますよね?)
GALLERIA ZL7C-R37TH 特徴
ここでは本機の特筆すべき大きな特徴を3つご紹介したいと思います。これ以外にも気になっているゲーミングノートがある場合はぜひ比較ポイントとして参考にしてみて下さい。
約2Kgの洗練されたボディに凝縮されたハイスペック

本機の厚さは2センチで取り回しやすく、重量も約2キロなので最高に軽い!というわけではありませんが、数あるゲーミングノートの中では圧倒的に軽くてコンパクトなデザインになっております。
このミニマルなノートパソコンですが、並大抵のデスクトップゲーミングPCでは太刀打ちできないほどのマシンパワーを秘めているという事実に驚きを隠せません…
特にFPSタイトルでは、PCの根本的な性能が撃ち合いでの勝利に繋がるため、絶対に勝ちたい方やキルを取る事が生き甲斐になっているユーザーにはとてもオススメできる逸品と言えるでしょう。
メモリもDDR4のおよそ2倍の性能を誇るGEN4 DDR5タイプを搭載しているため、サクサク動作を活かしてゲームのみならず動画編集なども快適に行えるスペックが魅力的です。
豊富なインターフェースによる多様な使い方

GALLERIA ZL7C-R37THの大きな特徴として、映像出力端子が豊富という点が挙げられます。
ですのでデュアルディスプレイ環境が簡単に構築可能(モニター別途用意)となっており、ゲーム配信やライブ配信でモニター毎に役割分担を割り振ることができるため、ストリーマーを目指すユーザーにも嬉しい内容となっております。
動画編集やライティングでは作業範囲が広くなるため、時間のかかる作業の効率が格段に上がり生産性向上に貢献してくれるでしょう。ゲーマーをはじめクリエイターにもおすすめできるノートPCは、ありそうで中々無いのですよね…
外付けキーボードなども用意して、擬似的なデスクトップPCさながらのゲーム環境の構築が可能です。これはドスパラ公式サイトでも紹介(推奨)しているため、キーボードの配置などにこだわりたい方は一度試してみて下さい。

ちなみに、本体キーボードも軽快なタイピングが可能&視認性の良いLED仕様となっており、ブログなど長文の文字を打つ用途にも対応できる高品質なものとなっております。矢印キー付きのテンキー搭載なのも非常に嬉しいですね。
回線速度を飛躍的に向上してくれるLANアダプター(オプション)

ゲーミングノートの場合、大容量データのゲームタイトルをダウンロードするときにそれなりの時間が掛かってしまい、せっかくのハイスペックを活かせない&待ち時間によるストレスで、快適なゲームライフを満喫できない原因にもなりかねません。
そこでUSBで接続できるLANアダプター(オプション)を使用することで、不安定な回線やラグに悩まされることなくゲームプレイ&ダウンロードが可能となります。LANポートが無いノートパソコンも有線でプレイできるのです。
…だからと言って、Wi-Fiが遅いわけではありませんのでご安心ください。
本機には「Wi-Fi 6」規格が搭載されており、従来のWi-Fi 5に比べ1.4倍もの通信速度が向上し、ゲームのダウンロードをはじめ動画ストリーミングも快適に行えるようになりました。(最大通信速度は9.6Gbpsまで対応可能)
結果として非常にストレスフリーでDLを終え、待ち時間もほとんどなくゲームプレイに移行することができました。
とにかくラグや回線不良なんかで負けたくない方、1秒でも早くゲームデータをDLしたい方にぴったりのデバイスであることが分かりました。
GALLERIA ZL7C-R37TH CPU・GPU・SSD性能
ここからはGALLERIA ZL7C-R37THのCPU・GPU・SSDそれぞれの性能について解説していきます。
インテル Core i7-12700H プロセッサー (CPU)

このPCにはインテル製第12世代CPUと呼ばれる「Core i7-12700H」というパーツが搭載されております。
末尾Hにはモバイル機器専用CPUという意味があるため、型番やナンバリングが同じとはいえデスクトップゲーミングPC用の同CPUとは性能に違いがあることを覚えておきましょう。
肝心の性能ですが、旧世代モデルであるCore i7-11800Hと比較するとスレッド数が16⇨20にアップしています。
そしてコア数も従来のPコアに加え、新たにEコアを搭載することでコンパクトなノートPCにも関わらず高負荷にもしっかり対応できる性能を備えております。これにより消費電力を抑えつつより高いパフォーマンスが実現しています。
Pコアはゲームプレイなど負荷の掛かる作業をメインに、Eコアは省電力性に特化して負荷の軽い作業を担当します。
CPU名(同価格帯による比較) | プロセス | 定格クロック | 最大クロック | スレッド数 | コア数 | 対応メモリ |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7-11800H | 10nm | 2.3 GHz | 4.6 GHz | 16 | 8 | ・DDR4-3200 |
Core i7-12700H | 10nm | 2.3 GHz | 4.7 GHz | 20 | 14 | ・DDR5-4800 ・LPDDR5-5200 ・DDR4-3200 |
Ryzen 7 5800H | 7nm | 3.2GHz | 4.4 GHz | 16 | 8 | ・DDR4-3200 ・DDR4-4266 |
同メーカー及び他社競合モデルのH型CPUと比べると、Core i7-12700Hのプロセスが10nmに対しRyzen 7 5800Hは7nmとなっていることから、命令処理に関する性能はRyzen 7に軍配が上がります。
しかし対応メモリに関しては、Core i7-12700Hのみ高速な規格であるDDR5-4800やLPDDR5-5200に対応していることから、アプリケーションの読み込みをはじめ最新ゲームプレイに対応可能など、よりストレスフリーな動作感に対応可能です。
GeForce RTX3070Ti 8GB (GPU)

本機にはGeForce RTX3070Ti 8GBと呼ばれるNVIDIA製の高性能GPUが搭載されています。
RTX30シリーズからはレイトレーシングをはじめ、DLSSといった強力なグラフィックサポートシステムを備えており、より美麗グラフィックによる高次元のゲーム体験が可能となっています。(※一部RTX 20シリーズにも搭載されています)
NVIDIA製のラインナップでの当GPUの立ち位置は、ミドルハイクラスのモデルとなっておりマークスコアも非常に高い数値を出すことができますので、現在公開されているあらゆる3Dゲームを高画質でプレイすることができます。
しかし高性能になった分、消費電力と排熱&動作音も増えているため注意が必要です。動作音が気になる方は別途イヤホンやヘッドセットが必須になるかと思います。
最上級モデルである3090や3090Tiに比べるとスコア差をつけられてしまいますが、コンパクトなノートにも関わらず並大抵のデスクトップGPUでは勝負にならないほどの性能を誇るため、優秀なパーツであるといえます。
1TB (SSD)

読み込み速度(Read) | 書き出し速度(Write) |
---|---|
6596.44 MB | 4918.88 MB |
ここでは「CrystalDiskMark」と言うSSD性能を検証する専用ソフトを利用して、本機に搭載されているSSDがどれほど優れているかを知ることができます。
まずは結果として、データ読み込み速度が6596.44 MB、書き出し速度が4918.88 MBという結果が分かりました。
この数値がどれほど優れているかは、普段から気にしている方以外はあまりピンとこないと思いますので、一般的なSSDの処理スピードや快適性の指標を表にまとめてみました。
ゲーム利用時の動作性 | |
---|---|
5,000MB/s以上 (NVMe Gen4) | とても快適 |
1,500MB/s以上 (NVMe Gen3) | 快適 |
500MB/s以上 (SATA3) | やや快適 |
300MB/s以下 (HDD) | 不快(軽いゲームなら問題なし) |
「とても快適」である5,000MB/s以上を楽々越える6596.44 MBというとんでもない数値を叩き出しましたね…
これまで様々なPCの検証をしましたが、この数値はPCレビューを始めて以来初のハイスコアなので正直困惑しました。
だってノートPCなのに、嘘でしょ?という著者の勝手な偏見が、良い意味で裏切られて嬉しさとショックでしばらく言葉を失いました。
このSSDはNVMe Gen4と言う高速データ処理が可能な規格でして、パーツ単体の価格も高価ですがそれ以上の快適性とパフォーマンスを発揮してくれます。
これなら大容量かつ重いゲームデータをはじめ、4K動画の編集などもストレスフリーで楽々扱えるため、とても快適なPCライフを満喫することができます。
GALLERIA ZL7C-R37TH 各ゲームでの快適性
ここからは各ゲーム(APEX、FORTNIGHT、VALORANT、原神)での快適性(fps値)を、実際に『GALLERIA ZL7C-R37TH』でプレイして確認していこうと思います。
①各値(画質、描写品質)最高設定で検証
②各値(画質、描写品質)最低設定での検証
③プロおすすめ設定で検証
3項目に分けて検証することで、『GALLERIA ZL7C-R37TH』でゲームをプレイした際の動作性がはっきりわかるかと思われます。
PCゲームにおけるFPS快適指数の基準は下記の通りです。

動作の快適性に関しては感じ方に個人差があるかと思いますが、購入時の参考になれば幸いです。
「APEX」プレイ時の快適性

検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 130fps |
各値最低設定 | 227fps |
プロおすすめ設定 | 216fps |
結論として、APEXは設定を調整することでとても快適かつストレスフリーで遊べることが分かりました。
まず最高設定では、快適動作の指標となる144fpsにあと一歩及ばない数値となりましたが、本タイトルの醍醐味である綺麗なグラフィックがしっかりと表現されていたため、動作感は二の次、画質重視のライトユーザーにおすすめの設定です。
最低設定は文字の通り全てのアドバンス項目を最低に下げるものですが、画質を犠牲にしたおかげで非常に快適なキャラコンが実現しています。カメラワークの追従もサクサクですが視認性も落ちているためfps値を優先する方向けと言えます。
プロおすすめ設定では上記2項目のバランスが取れたちょうど良い設定と操作感が実現していました。
ロングボウでの遠距離をはじめ、扱いやすいR-301が更に使いやすくなった印象&エイムも合わせやすいため、一定以上のフレームレートと操作性、必要十分のグラフィックで確実に勝利をつかみたい方にオススメの設定であると言えます。



「FORTNIGHT」プレイ時の快適性

検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 239fps |
各値最低設定 | 288fps |
プロおすすめ設定 | 256fps |
APEXと比較するとより若年層プレイヤーに支持されているフォートナイトですが、キャッチーなゲームデザインとは裏腹に、最高画質で快適にプレイするにはそれなりのPCスペックが求められるタイトルでもあります。
まず各設定のfps値ですが、最高設定以外は「神」の動作感である240fpsを超える結果となり、とてもサクサクでぬるぬる動くゲーム環境が実現していることが分かりました。
最高設定でも240近くのfps値が出ているので、全てのユーザーに当設定をオススメしたいのですが、想定外の混戦時や建築バトルに見舞われても余裕のある動作感を確保しておきたい方は、プロオススメの設定にしておくことでキルを量産することができます。
個人的にはプロオススメ設定にすることでショットガン&ジャンプによるヘッドショット狙いのインファイトに勝ちやすくなりました。(※どの設定も排熱&動作音が大きかったので室温の調整などに気を配りましょう)



「VALORANT」プレイ時の快適性

検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 294fps |
各値最低設定 | 349fps |
プロおすすめ設定 | 322fps |
こちらもフォートナイトに続き高fps値を叩き出しており、全ての設定にて神動作である240fpsを超えたため非常に快適なプレイ環境で遊べることが分かりました。
ここまで高い数値が最高設定でも出てしまったため、プロ設定推しの著者もさすがに最高を推奨したくなります。というより何も考えずに全てのユーザーは最高設定で良いと思いますし、設定調整など考えなくても良いのは大きな利点です。
…しかし、高フレームレートが出るのにあえてプロ設定にしている選手の心理を理解すべく検証した結果、やはり敵より早く行動できたり対面での撃ち合いに勝てる頻度が大幅に増えました。
絶対に勝ちたい方やプロの領域を目指す方にオススメの設定だと感じますし、このゲームはヘッドショットで敵を倒すことが前提となるため、少しでも相手より早く行動(予測)できることは大きなアドバンテージになることでしょう。



「原神」プレイ時の快適性

検証方法 | 計測fps |
---|---|
各値最高設定 | 60fps |
スマホ版の累計売り上げがおよそ30億ドルを突破した世界中で大人気の原神ですが、こちらの動作感を最高設定で検証した結果、上限である60fpsにしっかりとはりつき安定プレイを維持できることが分かりました。
そもそもスマホ版は120fpsまで出せるのですが、PC版は今後のアップデートで順次対応可能とのアナウンスがされているため、まずは現状環境でお使いクエストなどを進めつつ、来たるfps上限解放に備えておきましょう。
また本作品はクロスプラットフォームシステムを採用しているため、出先ではスマホなどのモバイルデバイスで空き時間にサクッとプレイしたり、帰宅後はPCの大画面でじっくりプレイなど場所を選ばず楽しめる魅力があります。
FF14(ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ)ベンチマーク測定結果

サービス開始の2013年からプレイステーション3版をはじめWindows版の正式サービスを開始して以降、いまだに大型アップデートを実施しており日々進化を遂げている本作の動作感を「3つの品質」ごとに検証しました。
最もPCに負荷が掛かる最高品質、バランスの取れた動作感とグラフィックが期待できる高品質、ロースペックPCでも遊べる可能性がある標準品質の検証結果は下記の通りになりました。
画質設定「最高品質」ベンチマークスコア


画質設定「最高品質」 | |
解像度 | スコア |
1920×1080(フルHD) | 16,751(非常に快適) |
水濡れなし | 17976(非常に快適) |
画質設定「高品質」ベンチマークスコア


画質設定「高品質」 | |
解像度 | スコア |
1920×1080(フルHD) | 19,580(非常に快適) |
水濡れなし | 21,381(非常に快適) |
画質設定「標準品質」ベンチマークスコア


画質設定「標準品質」 | |
解像度 | スコア |
1920×1080(フルHD) | 21,270(非常に快適) |
水濡れなし | 23,639(非常に快適) |

まずは快適プレイの前提条件として8000以上のスコアを出せていた場合、快適なプレイ環境であるとベンチマークソフトが判断します。
結果として、必須スコアのおよそ2倍近い数値が出たため、どの設定でも非常に快適に遊べることが分かりました。
マークソフト動作中は排熱とファンの回転音が大きくなっており、これから長時間プレイを想定しているユーザーは心配になるかもしれませんが、それらも想定した本体構造ですのでご安心ください。
心配であれば別途CPUクーラーや冷却パッドなどを用意したのち、室温を低めに設定しておけば問題ないかと思います。
PC本体とプレイヤーの休憩も兼ねて、適宜おやすみタイムを設けることが一番の対策であり楽しくプレイを続ける秘訣だと言えるでしょう。
「GALLERIA ZL7C-R37TH」に似ているPCと比較
この項目では本機とスペックやパーツ構成、価格が似ている他社商品と比較して、本当に優れている部分や劣っている部分、またコスパは良いのかなどを判断する一つの基準になれば幸いです。
スペック | GALLERIA ZL7C-R37TH | G-Tune E5-165-R9(プレミアムモデル) |
---|---|---|
外観 | ![]() | ![]() |
価格 | 279,980円(税込) | 299,800円(税込)~ |
CPU | Core i7-12700H | AMD Ryzen™ 9 5900HX プロセッサー |
GPU | GeForce RTX3070Ti 8GB | GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU |
メモリ | 32GB DDR5 SO-DIMM | 64GB (32GB×2 / デュアルチャネル) |
SSD | 1TB Gen4 NVMe SSD | 2TB (NVMe) |
HDD | ー | ー |
バッテリー | 約6.8時間 | 約6時間 |
重量 | 2.15kg | 1.73kg |
Hz | 165 | 165 |
今回はパーツ構成や価格が似ているマウスコンピューター製ゲーミングノート「G-Tune E5-165-R9」と比較してみました。
どちらも非常に優れたゲーミング性能&クリエイティブな作業用途にも対応できるため、パッと見た感じでは甲乙つけ難い内容となっておりますが、より深い部分での性能比較をしていこうと思います。
まず価格ですが、どちらも約30万円以内で購入することができます。
高性能PCのおかげで、ネットでの活動をはじめクリエイターやプロゲーマーデビューのきっかけとなった方も大勢いますので、投資という面で導入するなら非常に意義のあるものと著者は思います。


GPUに関してですが、GALLERIAの方には非常に性能の高い3070 tiが搭載されており、ゲーム性能に関しては一歩リードしています。ゲーミング性能の高いCore i7-12700Hとの相性も抜群と言えるでしょう。
しかしメモリに関しては、2倍の積載量を誇るG-Tuneに軍配が上がります。CPUも動画編集などに強いAMD Ryzen™ 9 5900HXを搭載しているため、よりクリエイティブ面に力を入れていることが伺えます。
今回の比較の結論としては、よりハイレベルなゲーミング用途ならGALLERIAを、クリエイティブに活用したい方はG-Tuneを選ぶことで快適なPC環境を構築できることでしょう。
まとめ
今回はデスクトップPCを凌駕するほどの高性能が自慢の「GALLERIA ZL7C-R37TH」をご紹介しました。
コンパクトなゲーミングノートPCはそれなりにありますが、それらは比較的重量が重くなっておりせっかくの携行性を自ら潰してしまっている筐体も多くあります。
しかし本機は許容範囲の重量をキープしつつ脅威の性能を誇るため、今後ますます人気が出る機種だと思います。
一度完売してしまうと再入荷に時間も掛かりますし、モデルによっては2度と手に入らないことがあり、結果として価格も希少性も高くなってしまうこともありますので、気になっている方はぜひ前向きに購入を検討してみて下さい。
価格がネックになっている方は、分割払いなどにすることで月々5900円で極上のゲーミング環境が自宅に揃いますので、毎日ゲームをする方であれば満足度の高いお買い物となるでしょう。この記事が何かの参考になれば幸いです。