今回は、マウスコンピューターがクリエイター向けに発売した14.0型ノートPC
「DAIV 4N」のレビューをおこなっていこうと思います。
WEBデザイナーや動画編集、画像編集に特化して作られているまさにクリエイター向けのノートPC。
バッテリーの持続時間が長く、コンパクトかつ軽量で持ち運びにも最適。
多くのクリエイターが重宝すること間違いなしのハイスペックノートPCです。
DAIV 4N のスペック・概要
・使いやすさに特化した、クリエイター向けのPC
・写真や動画の編集により特化した高性能のグラフィックス
・バッテリーは11時間駆動、軽量かつコンパクトで持ち運びにも便利
・DAIV4Nのだけのカスタムで従来のデバイスよりも高速処理が実現
ボディー天面の外観は画像の通り。
写真では分かりにくいですが、色は薄い青色でメタリックな色をしています。
このPCの色は1色しかありませんが、男女気兼ねなく使用できる色を採用しています。
底面は冷却口が三つに分かれている仕様になっています。
底面の半分が冷却口になっている為、夏場でもしっかりと冷却することが可能になっています。
排気音もアプリ起動時に少し音がするだけで、邪魔にはならない程度の音でした。
冷却口は、奥川の側面に備え付けられています。
厚さは1.92㎝で重さは1.43㎏とノートPCの中では比較的コンパクトサイズ。
持ち運びに便利な設計になっていますね。
バッテリー容量はノートPCの中でも最大級。
重さやサイズだけでなく、11時間のバッテリー持続が、持ち運びさに拍車をかけています。
左側面は五つの端子を接続できる仕様になっています。
盗難防止のためのセキュリティスロットのほかにThunderbolt™ 4端子も接続できます。
また動画編集や画像編集にもってこいの直接SDカードを読み込めるスロットも搭載。
クリエイター向けに作られたPCならではのスロットになっています。
右側面は、五つの端子を接続するスロットと電源ボタンが付属している仕様。
すべての接続端子に対応している仕様になっており、接続するためだけに連絡端子を別途購入するコストを削減できます。
ディスプレイ
ディスプレイのサイズは14.0型フルHDノングレア(外光映り込み抑止)仕様。
解像度は1,920×1,080ドットになっています。
ノングレア仕様になっている為、外光の映り込みが激しい黒色の背景でも、映り込みは気になる程度ではありません。
LEDバックライトも搭載している為、ディスプレイはかなり見やすいです。
また、 GeForce® GTX 1650 Ti といった画像/映像処理に最適なものを搭載している為、
写真や動画の色味や解像度は他のノートPCとは比較ならない性能をしています。
角度を付けた視野角から見ても、映り込みはほぼ気になりません。
やや後ろのものがぼやけて映り込むくらいです。
ディスプレイ上部にあるWEBカメラは100万画素のスペック。
設定により、パソコン起動時に顔認証でロック解除ができる仕様になっています。
現在のスマホなどの画素数よりもかなり低い数値の為、物を撮影するのではなく、WEB会議などで使用する用途が多くなってくると思います。
キーボード
キーボード配列はWindows対応のキーボードを使用している方なら違和感なく使える配列になっています。
また各キーはそれぞれ間隔がノートPCにしては広く設置されてあるため、
ノートPC特有の打ち間違えが起こりにくい設計になっています。
キーストロークは1.2㎜とかなり低いものになっています。
キーボードを入力する際はしっかりとタッチしている感覚があり、音もなります。
ハイストロークのものを使っていた人は違和感があるとは思いますが、
ハイストローク愛用者も2時間ほどで慣れるような打ち心地です。
電源ケーブル・周辺機器
このノートPCは付属品は電源ケーブルのみです。
90W (19.0V), AC100V (50/60Hz)に対応している為、他のWindowsのノートPCと同じ電源ケーブルが使用できます。
充電の際は右側側面の電源端子から。
また右側面にはTypeCの接続口があります。従来のスマホの充電器と併用して充電ができる為、出先などでもモバイルバッテリーなどで充電が可能です。
90W以上対応のTypeCケーブルを使用しないといけないという注意点はありますが、
2021年以降に発売されたandroidに付属している充電器であれば問題なく充電することが可能です。
DAIV 4N の特徴
DAIV 4N の特徴を記載していきます。
高性能なGeForceグラフィックス搭載
このノートPCはクリエイティブな用途を重視し、画像/映像処理にも対応したGeForce® GTX 1650 Ti を搭載しています。
そのためマルチディスプレイや4K-UHDの出力など、高解像度環境でも安定した処理と低遅延を実現しています。
従来の製品と比較しても動画エンコード時間を従来より68%短縮し、これまでの画像や写真編集といった用途だけでなく動画編集やCG制作といったシーンにもストレスフリーで作業ができます。
(※画像は公式HPから拝借しました。)
高い色域を再現した大きめの液晶パネル
NTSC比 約72%(参考値 sRGB比換算 約102%に相当)の広色域な液晶パネルを採用し、高解像度かつ高画質な一眼レフカメラの撮影データが持つ豊かな色合いもしっかり表現することが可能になっています。
sRGB比の色域に対応したデータは、広い諧調に対応した液晶パネルにする事で色潰れなどを起こしにくく、正確な色表現を行う事が可能となり、より色域豊かで優れた作品を仕上げる事が可能です。
「4K 画像」で検索し、画像の所を使用者視点で撮影した写真です。
発色も色合いもしっかりと表現できており、申し分ない性能をしていました。
使いやすさにフォーカスしたデバイス
Thunderbolt4(TypeC)に対応
クリエイターからの要望が多かった、Thunderbolt4(TypeC)に対応したPCですが、このノートPCは搭載しています。
40Gbpsを超える高速通信が可能なほか、デイジーチェーン対応モニタやストレージを複数の台数を接続することができ、1ポートで多くの機器を接続することが可能です。
SDカードリーダー搭載
写真愛好家やプロユースでも要望の高かった「SDカードリーダー」も標準搭載しています。
カメラやスマートフォンとの連携が可能となり、大容量データ移動もスムーズに行うことができます。
セキュリティ
また液晶上部に設置されたWEBカメラは、windowsHello機能に対応しており、WEB会議やビデオチャットを行う際に、パスワードを打ち込む手間を軽減しセキュリティ性を高めています。
上記に挙げたように、クリエイティブな場面や普段使いの場面でも「使いやすさ」を追求して作られていることが分かります。
DAIV 4N のCPU・GPU・SSD性能
ここからは、DAIV 4N のCPU・GPU・SSD性能を記載していきます。
CPU性能の測定にはCINEBENCH R23。
GPU性能の測定には3DMARK。
そしてSSD性能の測定には、Crystal Disk Markを使用しました。
DAIV 4N CPU性能
CPUの性能を測る、CINEBENCH R23の結果は3,200程度であり、CPUスコアは平均より少し劣る結果になりました。
同じCPUの平均値がマルチスコアで6,000と考えると半分以下の結果。シングルスコアの平均が1,500なので、シングルスコアは平均に迫る勢い。
あくまでこのPCはノートPCです。
そこを踏まえると良い結果だといえるのではないでしょうか。
DAIV 4N GPU性能
このノートPC自慢のグラフィックスの結果は下の通りです。
「Night Raid」でのスコアは「20,047」
平均スコアが13906であることを考えると、GPU性能はかなり高めといった結果になりました。
商品説明に自信を持っていることもあって、さすがの数値ですね。
重めの動画や画像の編集もサクサクにできると思います。
※DAIV 4N1はゲーミングPCではないため「Time Spy」「Fire Strike」での測定は行いませんでした。
DAIV 4N SSD性能
DAIV 4Nは、標準で512GBSSDを搭載しているため、高い数値が出ることはわかりきっていました。
結果、読み込み速度も書き込み速度も上々。
前述した通り、動作に支障が出ることなく作業することが可能になっています。
DAIV 4N 各ゲームでの快適性
散々、ビジネス用のPCとして紹介してきましたが、各ゲームでのベンチマークやFPS測定の結果も一応載せておきます。
もしかしたらプライベートで、ExpertBook B5 Flip OLEDを使ってゲームをする予定の方がいらっしゃるかもしれませんから。。。
ドラゴンクエストX ベンチマーク測定
PCゲームの中では比較的低負荷で遊ぶことができるドラゴンクエストXでベンチマークを測定しました。
ゲーム用のPCではないのにもかかわらず結果はとても快適
低品質と最高品質では、最高レベルのはぐれメタルスライムの評価でした。
(※上から順番に低品質・標準品質・最高品質)
フォートナイト FPS測定
DAIV 4Nでフォートナイトを遊んでみました。
動きはかなり鈍かったです。
プレイにも支障が出るようなFPSの結果になりましたが、ニンテンドースイッチなども同じFPSの数値なので、スイッチでプレイしている人であれば違和感なくプレイできると思います。
APEX FPS測定
今、はやりのAPEXもプレイしてみました。
フォートナイトと違い、動きはかなりなめらか。
PS4と同じかそれ以上のFPS値をたたき出してくれました。
データの送信と受信の誤差を表すPing値も2マイクロ秒の誤差で、ゲームをプレイする上では最高の環境になります。
しかし、プラットフォームはPCに分類されるため、他のユーザーよりFPS値では負ける為、被弾が多くなる可能性があります。
クロスプレイする分にはスイッチとPS4の人たちと楽しくプレイできると感じました。
まとめ
DAIV 4Nは、まさに動画編集や写真編集に特化した性能だと確信しました。
特にグラフィックスにこだわっている点は他の性能測定よりも秀でたスコアを出してくれました。
また軽いPCゲームならストレスなくプレイできるほどの、CPU、GPU、SSD性能を備えており、普段使い、仕事用どちらの観点から見ても長い目で使用できるだろうなと思います。
今後もDAIVシリーズには注目していきたいところです。