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骨伝導イヤホンで難聴になる!?3年以上使用した結果を踏まえてまとめてみる

鼓膜ではなく、骨を振動させることで音楽を聴くことができる「骨伝導イヤホン」。耳を塞がずに集中的に音を聴くことができる為、テレワーク中や会議中の使用で検討している方も増えていると聞きます。

そんな骨伝導イヤホンですが、「長期間使用し続けていると難聴になる」といった噂をよく耳にします。こちらの記事では、実際に3年以上使用している筆者の現在を踏まえ、こういった噂が出回っている真相を確かめてみようと思います。

目次

「骨伝導イヤホンで難聴になる」は本当か?

最近購入したShokzのAeropex。めちゃめちゃいい感じ

最近徐々に流行り出してきている骨伝導イヤホン。Shokzから「ハイエンドモデル骨伝導イヤホン」を称したAeropexが発売されるなど、徐々に話題になってきています。そんな骨伝導イヤホンですが、難聴になるといった噂は本当なのでしょうか?

結論、骨伝導イヤホンを長年使用しても難聴にはならないと思われます。

そんなソースはどこにもありませんし、現に3年間骨伝導イヤホンを使用し続けている私が難聴になっていないからです。ほぼ毎日通勤中や帰宅中に使用し続けている為、もし骨伝導イヤホンで聞き続けると難聴になるのなら、とっくになっているはずです。

骨伝導イヤホンを使用し続けたから難聴になったなんて人も見たことありませんし、「骨伝導イヤホン 難聴になった」でTwitter検索をしても該当する人はいません。完全にデマだということがわかると思います。

ではなぜ「骨伝導イヤホンは難聴になる」といった噂が広まってしまったのでしょうか。その原因として考えられるのが、骨伝導イヤホンが作られたルーツにあると思われます。

元々骨伝導イヤホンは難聴の人に向けて作られた

まだご存じの方は少ないかと思われますが、元々骨伝導イヤホンは難聴の人に向けて作られたイヤホンでした。難聴の人に向けて作られたイヤホンなのに、難聴になると噂されているなんて皮肉にも程がありますよね…。

骨伝導技術は、音を骨に当てて振動させることで、鼓膜を通じていなくても音を聴けるといった仕組みとなっています。そのため鼓膜になんらかの問題がある人でも、音楽を聴くことができるんですね。

つまり難聴の人に向けて作られたイヤホンであると言えるのです。この仕組みを利用して、外耳・中耳に障害のあるタイプの伝音性難聴用の補聴器へ活用されている事例も存在します。補聴器とは読んで字の如く、『聴』くことを『補』助する『器』械であるため、そんな用途で使われている器械が耳に悪いわけないと思います。

骨伝導イヤホンはむしろ難聴予防になる?

骨伝導イヤホンの最大の特徴は、耳を塞がずに音楽を聴くことができる点です。耳の穴がイヤホンで塞がっていないので負荷がかかりにくく、長時間の使用でも耳が疲れないというメリットがあります。

また、骨伝導イヤホンの仕組みは前述した通り、骨を振動させて音を直接聴覚神経へ伝えるようになっています。音を大音量にして、直接耳に音楽を流す必要がないのでむしろ耳に良い造形となっているんですね。つまり、通常のイヤホンを使用して音楽を聴くよりも難聴予防になると言われています。※一部諸説あります。

こめかみ付近の骨を振動させて、直接聴覚神経へ直接音を伝える仕組みと記載しましたが、一見聞くと少し特殊な仕組みでなんだか怪しいと感じるのではないでしょうか。おそらく「直接聴覚神経へ音を伝える」といった表現も、難聴になると噂されている原因なのかもしれません。

骨伝導イヤホンの危険性

骨伝導に危険性はないの?

骨伝導技術は、古くから研究が続けられている安心・安全性が高い技術です。もともと、難聴を持つ人への補聴器として開発された経緯があり、現在でも骨伝導を活用した補聴器が実用化されています。

引用:骨伝導イヤホンは身体に悪い影響はありますか?危険ではないですか?

上記に引用元に記載されている通り、骨伝導技術は最近世に出てきた技術ではなく、古くから研究されているものとなります。骨伝導イヤホンがテレビで取り上げられるようになったのが、2020年代付近であるため、未知の要素が豊富な不透明な技術だと感じてしまいますが、そんなことはありません。

耳を塞いで自分で声を出してみてください。鼓膜を塞いでいるのにも関わらず、自分の声が聞こえるはずです。この仕組みこそまさに骨伝導。声が骨を震わせて聴覚神経に伝わっているため、音が聞こえるようになっています。そのため、身体への影響の心配は少ないと考えられているんですね。

ちなみに、むしろこの骨伝導技術を使用していない、通常のイヤホンの方が難聴になる危険性は高いと考えられています。音を直接耳に流すことで、音を伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れてしまう可能性が高まるからですね。

まとめ

人は未知のものに対して怖がる傾向があります。そのため、骨伝導イヤホンという「骨を震わせて音楽を聴く」仕組みに疑念を抱くのも無理はないです。しかしながら骨伝導は補聴器にも利用されている安全性の高い技術であるため、安心して利用しましょう。

筆者も長年ほぼ毎日利用してきましたが、耳が痛くなったりすることもなく、むしろ快適に利用させてもらっています。最近ではBluetooth対応のワイヤレス骨伝導イヤホンが増えてきていますから、もし難聴になるかもしれないといった不安を理由に購入を見送っていた人は、ぜひ検討してみてください。

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