今日はbeatsを代表するイヤホンの1つである、PowerBeats3 Wirelessを新品で購入してきたので、レビューしていこうと思います。
ウイングチップによるガッチリとした装着感に加え、耐汗・防沫仕様もついてスポーツ時にオススメなこのイヤホン。
先週レビューしたbeatsXとはまた違った魅力のある製品だと思われます。
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スポーツ時の使用で考えるなら、オススメしたいイヤホンの一つです!!
目次
Beats by Dr.Dre ワイヤレスイヤホン PowerBeats3 Wireless 総合評価

星3.8
・低音重視のドンシャリ傾向な音質
・最長12時間稼働の大容量バッテリー
・Fast Fuel機能搭載による5分の急速充電
・スポーツ時にも安心な耐汗・防沫仕様
・イヤーフックによるがっしりとした装着性
・豊富なカラーバリエーション
・長時間の使用で耳が痛くなる
・ケーブルを絞るとマイクが口元から離れてしまう
PowerBeats3 Wirelessの特徴・仕様
W1チップ搭載でApple製品との互換性は抜群

近年のbeatsイヤホン全般に言えることですが、アップルテクノロジーであるW1チップを搭載することで、アップル製品との互換性が上昇しました。
複数のアップルデバイスに同時接続が可能となるこの機能ですが、所持していない人にはいまいち恩恵を受けられないかと思われます。
その一方で、Bluetooth接続が一瞬で終わるといったメリットもあります。これは本当に便利ですよ!
最長12時間も稼働する内蔵バッテリーやFast Fuel機能による高速充電

個人的に非常に嬉しいのがこの機能。
前回レビューしたbeatsXの最大稼働時間が最大8時間となっており、少し物足りないなといった感想でした。
一方で今回のPowerBeats3 Wirelessは最大12時間の連続稼働。
これに加えFast Fuel機能による高速充電機能を加え、バッテリー面では文句なしの仕上がりとなりました。
ちなみにbeatsXでは5分の充電で2時間分の充電が。PowerBeats3 Wirelessでは5分の充電で1時間分の充電が可能となっています。
ケーブル巻きとり用グリップにより、コンパクトに使用することが可能

ケーブルに付属している巻きとり用グリップにより、自分の好みの長さに調節することが可能です。
ケーブルが長すぎるとスポーツ時に邪魔になるため、非常にありがたい機能です。
一方で、巻きとりすぎるとマイクが背後にいってしまい、そのままの状態では通話できないといったデメリットも生じます。
仕様
ブランド |
beats(ビーツ) |
製品名 |
PowerBeats3 Wireless |
形状 |
ワイヤレスイヤホン |
質量 |
22.7g |
カラー |
ブラック、ホワイト、popインディゴ、popバイオレット、popブルー、popマゼンタ、サイレンレッド、ショックイエロー、フレッシュブルー、レジスタンス・ブラックレッド |
連続使用可能時間 |
12時間 |
wireless対応 |
Bluetooth |
PowerBeats3 Wirelessのレビュー
beatsイヤホン特有の透明な外箱

外箱は旧式のbeatsX同様、比較的大きめだと感じました。
裏面では7言語で製品の特徴が書き綴られています。
内容物はリニューアル前のbeatsXとほとんど同じ



外箱の大きさ同様、内容物に関しても以前レビューしたbeatsXとほとんど変わらないと感じました。

PowerBeats3 Wireless本体、キャリングケース、イヤーピースS,M,L、USB-Cケーブル、取扱説明書ですね。
beatsXの内容物と大きく違うのは、充電ケーブルがUSB-Cケーブルになっているのと、ウイングチップが本体の一部になっているところでしょうか。
外観など

ウイングチップがデフォルトで本体に付いているので、非常に特徴的な形のイヤホンとなっています。
全体のケーブルの長さは、そこまで長いといった印象はありませんでした。

もし長いと感じても、上記画像のケーブル巻きとり用グリップにより短くコンパクトに使用することができます。

ハウジング部分にはpowerbeats3の文字が書かれており、bのロゴが掘られています。
大きいので少々無骨な印象を受けますが、デザイン性は悪くないかと。

電源ボタンは左ハウジング部分に設置されています。

その下には充電差込口が。

音量調整ボタンは非常にシンプル。
わずかに突起が膨らんでいる部分が音量+。
凹んでいる部分が音量ーとなっており、触るだけでわかるようになっています。


キャリングケースは安定のシリコン性ガマ口タイプとなっています。
beatsXのキャリングケースと比べると少し大きいといった印象を受けました。
慣れると入れやすいのですが、慣れないうちは少しイヤホンを入れるのに手間取るかと思います。
シリコン製なので他の物を傷つける心配がないのは非常にありがたポイントです。

イヤーチップは4つのサイズで展開されているのですが、一つだけ特徴的な形のものがあります。
写真中央のイヤーチップになるのですが、こちらはフランジイヤーチップと呼ばれるもので、通常のイヤーチップより高い密閉性が期待できるそうです。
試してみたところ密閉性は向上したように思えましたが、つけ心地は悪くなってしまいました。
通常のシリコン性イヤーピースが最も無難だと改めて思いましたね…。

安定のUSB-Cケーブルです。
beatsの文字が刻まれており、細部へのこだわりが強くみられます。
音質はドンシャリ感の強い低音重視
音質に関しては、ドンシャリ寄りの低音域に秀でていると感じました。
メリハリのある大胆な曲ならばこのイヤホンを活かせるかと思いますが、中音域等バランスのとれた曲やバラード曲などを聞く際はオススメできません。
バラード曲等をよく聞く人は、別のイヤホンを検討した方が良いかと思われます。
ちなみに同じような価格帯でお探しならば、ERATO VERSEをオススメしますよ。
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全体的な音質は値段相応かと言われると、少し微妙だと感じましたね…。
使用中のノイズに関しては、iPhone等のApple製品への接続では発生しませんでしたが、それ以外の音楽プレイヤー等では発生することもあるそうです。
SBCコーデックで接続した場合はノイズが発生する場合があるので、W1チップのことも考えてApple製品での使用を考えた方が良さそうですね。
装着時のホールド性は良いが、長時間の使用には向いていない

装着感に関してはウイングチップのおかげもあり、一度装着したら非常に取れにくい構造となっています。
スポーツ時の使用に抜群なイヤホンだと感じました。
その一方で、長時間(1時間程度)付けていると耳が痛くなってくることもありました。
イヤーピースを変えても改善されなかったので、僕の耳の形が悪いのかと思いましたが、他の方のレビューをみても同じような意見が多かったので、イヤホンの形状が悪いのだと思います。
ホールド性が良いだけに、つけ心地が悪いのは非常に残念です。
マイク性能

マイク性能に関してはいつもの友人にチェックしてもらいました。
性能としては平均的との意見で、過度にノイズが入るといったことはないそうです。
通話時の相手側の声も聞こえやすく、問題はないでしょう。
イヤホンを選ぶ際は、通話時の性能はどうかといった点も気にする派ですね。
ペアリング方法

ペアリング方法に関しては非常に簡単で、左ハウジング部分にある電源ボタンを長押しするだけでペアリングモードに入ります。
デバイス側のBluetoothをONにしたら自動的に接続されるんですね。
下記画像のような画面が出てきて、接続をタップすればペアリング完了です。

一度デバイスに登録してしまえば、イヤホンの電源をONにするだけで自動的に接続されます。
PowerBeats3 Wirelessとの相性が良い人
最終的にPowerBeats3 Wirelessとの相性が良い人の特徴をまとめると、
・低音重視でドンシャリ感が好きな人(ROCKやHIPHOPなどをよく聞く人)
・スポーツ時の使用を目的としている人
・Beatsというブランドが好きな人
・アップル製品を複数所持している人
・音切れがあるとイライラしちゃう人
・充電に関して悩みたくない人
だと思います。
価格に関しては、正直もう少し安くても良かったのではないかといった印象。
発売してから月日が経っているので価格は下がっていますが、それでも少し高いかなと感じますね。
PowerBeats3 Wirelessの評価や口コミ
口コミに関しては、
こちらの商品を購入したあとに、BeatsXとairpodsを購入しましたが、最終的にこちらへ戻りました。BeatsXはコードが長すぎて、首の周りで邪魔なことと、低音の迫力がチープに感じられたことが不満でした。AirPodsは、耳に繋がれたら接続されるシームレス具合は最高なのですが、やはり物理的なコントローラが無いと、曲を飛ばしたりボリュームの調整がすごく面倒に感じられてしまいました。
アップルウォッチと繋いでランニングに使用しています。
今まで5000円前後の安いブルートゥースイヤホンでamazonで評価の高いものをいくつも購入して使いましたが、
音質が悪かったり、ランニング中に耳から落ちたり、ペアリングに手間取ったり(そもそもアップルウォッチとペアリング出来ないものもありました)、正直ろくなものがありませんでしたが、この商品は音質もフィット感もペアリングのしやすさも、全てにおいて満足しています。
価格は高めですが、あれこれ手を出さずに最初からこれにしていればよかったと思います。
等の口コミが目に入りましたね。
まとめ
音質はbeatsXに続いてイマイチといった印象でしたが、スポーツ時に使用するなら十分だなと感じました。
特にウイングチップによる装着感は、一度つけたらよほどのことがない限り外れることはないでしょう。
また、今回PowerBeats3 Wirelessを購入してみて、改めてbeatsの製品はおしゃれだなと感じました。
イヤホン本体に限らず、外箱や付属品にまでこだわりが見られるので、beatsが人気の理由がわかる気がします。