今回は実際に使用してみてわかったシリーズ第2弾ということで、オーディオテクニカのオススメイヤホンを紹介していこうと思います。
有線からワイヤレス、完全独立型まで様々な種類のイヤホンを製造・販売しているオーディオテクニカ。
「オーディオテクニカの中でも一体どのイヤホンがオススメなの?」
などと迷う人も多いでしょう。
そこで今回はシリーズごとにオーディオテクニカのイヤホンを説明し、実際に使用してみて使い勝手のよかったイヤホンを紹介していこうと思います。
ちなみに値段・性能・音質の良さ、全てにおいてバランスのとれた万人ウケできるオーテクイヤホンは、ATH-CKR55BTだと私は思っています。
過去にレビュー記事を書いたので、よろしければ参考にしてみてください。

オーディオテクニカとは
オーディオテクニカは日本にある音響機器・映像機器メーカーであり、イヤホンの他にスピーカーやヘッドホンの分野でも人気があります。
三角のデザインが特徴的であり、イヤホンに多少興味のある人ならば、一度は見たことのあるマークでしょう。
略称は「オーテク」であり、価格の安い製品から高い製品まで満遍なく販売されていることも特徴です。
ちなみに私が初めて自分で購入したイヤホンは、オーディオテクニカのイヤホンでした…。
…どうでも良いですね。
オーディオテクニカイヤホンの特徴
オーテクサウンドと呼ばれる中高音域に特化した音質
オーディオテクニカのイヤホンは、基本的に中高音域に特化していると考えてもらって良いです。
オーディオテクニカファンの間では、この音質をオーテクサウンド、テクニカトーンという名称で呼んでいます。
重低音に定評のあるBOSEとは反対に、中高音域が映えるオーディオテクニカのイヤホンは、女性ボーカルなどを聞く際にぴったりです。
一方でオーディオテクニカのイヤホンでは重低音を楽しめないのかと言われると、そうではありません。
後述するように、オーディオテクニカのイヤホンはシリーズごとに特徴が分かれているのですが、中でもSOLID BASSシリーズは強い重低音を楽しめることで有名です。
全体的に中高音域に特化した音質であり、その中でもシリーズごとにまた特徴が違ってくるといった認識で間違い無いでしょう。
どのシリーズも特徴的で豊富
高音域に特化したものから重低音まで様々
オーディオテクニカのイヤホンはシリーズごとに分かれているのですが、そのどれもが特徴的でわかりやすいです。
プロ仕様のEシリーズや、重低音に特化したCKSシリーズなど、購入の目的別にどれを選ぶべきかが分かれています。
以下でそれぞれのシリーズの特徴を解説していきます。
オーディオテクニカイヤホンのシリーズごとの違い
前述したように、オーディオテクニカのイヤホンはシリーズごとに分類することができます。
それぞれのシリーズごとに得意な音域や大きさが違うので、自分にあったシリーズを購入するといった選び方が良いでしょう。
ちなみにそれぞれのシリーズは、製品名に書いてある「ATH-●●00」の●●部分ごとに分かれています。
例えば私が以前レビューしたATH-CKR55BTなどは、CKRの名の通りCKRシリーズと呼ばれています。
オーテク初心者にオススメなCKRシリーズ(旧CKM)
先ほどもでてきましたCKRシリーズは、オーディオテクニカイヤホンの中でもハイエンドからミドルクラスを揃えている、中核レベルのシリーズとなります。
CKRの「R」は(高解像度:High Resolution、高レスポンス:High Response、原音の再現Sound Realityという意味)から来ており、原音再生に比重を置いているシリーズとなるんですね。
そしてオーディオテクニカの特徴である、透き通るような高音域を最も感じられるシリーズでもあります。
ですので、オーディオテクニカイヤホンが初心者の方でも満足するようなシリーズとなっており、まさに万人ウケするモデルとなっております。
女性におすすめなCKNシリーズ
CKNシリーズは、耳が小さい方にオススメするシリーズです。
「N」はN.L.S.(ネクスト・ループサポート・ストラクチャー)の略であり、ループと書いてある通り、画像のような見慣れないリングが特徴的なモデルとなっております。
とても小さなドライバーを搭載しているおかげで、小さくても迫力のあるサウンドを楽しむことができます。
一方で2012年ごろに発売されたシリーズなので、amazonでの在庫数が少ないことがネックでしょうか。
重低音に特化したCKSシリーズ
最上位モデルであるCKS-1100X
非常に強い重低音が特徴的なシリーズがCKSシリーズです。
CKSの「S」はSOLID BASSの略であり、ロックやヒップホップを聞くのに最適なシリーズとなっております。
ハイエンドモデルが多く揃っているのがこのシリーズの特徴であり、価格も比較的高めとなっております。
Eシリーズ(旧IM)
初代IMシリーズであるIM01
EシリーズはATH-E00(旧シリーズはATH-IM00)という表記がされる、プロ用に製造されたシリーズとなります。
長時間違和感なく使用できるように製造されており、Eシリーズの最も高額なイヤホンは5万円以上もするんですね。
E40,50,70と分かれており、数字が上がるほどプロ仕様のイヤホンとなっていきます。
一度使用したら他のイヤホンには戻れないと言われているE70シリーズを、ぜひとも体験したいものです。
オーディオテクニカのイヤホンおすすめ6選
オーディオテクニカ初の完全ワイヤレス:ATH-CKR7TW
出典:amazon.co.jp
オーディオテクニカ史上初の完全独立型ワイヤレスイヤホンが、こちらのATH-CKR7TWです。
様々なメーカーから発売されている完全独立型のワイヤレスイヤホンですが、このATH-CKR7TWはその中でも音質に特化したモデルとなっています。
特にCKRシリーズの名に恥じない高音域は、さすがだなと感じました。
装着感に関して少し不満はありましたが、遮音性に関しては非常に満足できる仕上がりとなっています。
さらに詳細な情報は下記レビュー記事を参考にしてみてください。

普段使いに最適なワイヤレスイヤホン:ATH-CKR55BT
出典:amazon.co.jp
iPhoneのイヤホンジャック廃止に向けて、ワイヤレスイヤホンが普及してきた近年。
オーディオテクニカイヤホンの中で最も使い勝手が良いBluetoothイヤホンといえば、ATH-CKR55BTだと私は思います。
上がATH-CKR55BT、下はATH-C200BT
実際に使用してみたところ、中音域に秀でた高解像度音質と遮音性の高いイヤーピース、標準以上のマイク性能と、コスパ良しなイヤホンです。
付属のクリップに加えワイヤレスということもあり非常に使いやすく、価格や性能を考えるとオーディオテクニカ初心者にはもってこいのイヤホンだと思います。
同じ特徴を持ったワイヤレスイヤホンであるATH-C200BTと比べてみた記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

伸びのある高音と圧倒的な重低音:ATH-CKS1100X
出典:amazon.co.jp
SOLID BASSシリーズの中で最も最新(2019/01/12時点)なイヤホンがこちら。
ATH-CKS1100Xです。
こちらは後述するATH-CKS1000の後継機という位置付けになっているのですが、その音質や性能は全くの別物と言われています。
胸に響く重低音は感動モノ
従来のATH-CKS1000がとにかく重低音に特化しているイヤホンだった一方、こちらのATH-CKS1100Xは、高音域の伸びも楽しめるイヤホンとなっています。
大きさもこちらの方がわずかにコンパクトとなっているんですね。
SOLID BASSシリーズに恥じない重低音も安定して聞くことができる代物ですが、さらに深みのある低音を楽しみたいのなら、ATH-CKS1000をオススメします。

原音通りの音を忠実に再現:ATH-IM01(現在はEシリーズ)
出典:amazon.co.jp
限りなく原音に近い音を奏でるプロ仕様のイヤホンと呼ばれているのがIMシリーズ(Eシリーズ)なのですが、その中でも安定した音を奏でるのが、ATH-IM01です。
ハウジング部分はクリアパーツとなっており、デザイン性は抜群。
音質の方も原音通りの音を奏でてくれ、非常に満足です。
ただ使いやすさについては少し疑問が出てくるところ。
シュア掛けと呼ばれる耳への掛け方をするのですが、この掛け方がやりにくいったらありゃしない。
コードの付け根部分が針金になっているので、好きな形に曲げたまま使用することができるのですが、ポケットなどに入れておくと勝手に別の方向へ曲がっていることも多々あります。
装着感に関しては抜群で遮音性も高いので、普段使いというよりは部屋での使用などをオススメします。
耳の穴が小さい方や女性向けのイヤホン:ATH-CKN70
出典:amazon.co.jp
超小型ボディなのに迫力のあるサウンドを奏でることができるイヤホンがこちら。
ATH-CKN70です。
特徴的なのがイヤホンに通っている輪っかであり、これにより音漏れや安定した装着感を促します。
首の後ろにコードが回せるU型コードを採用しており、イヤホンを使用しないときはサッと首にかけておくことができます。
耳の穴が小さい人でも安心して使用できるので、女性にぴったりのイヤホンだと思われます。
バランスのとれた値段と音質なら:ATH-CKR5
出典:amazon.co.jp
前述したATH-CKR55BTの有線型とも言えるイヤホンが、こちらのATH-CKR5です。
バランスのとれた音質に定評のあるCKRシリーズですから、中高音域はもちろん、低音に関しても程よく楽しむことができます。
値段が安いことも特徴で、ワイヤレスイヤホンであるATH-CKR55BTが1万円近くするのに比べ、こちらは5,000円ほどで購入できます。
一方でこちらのATH-CKR5よりもさらに安いオーディオテクニカのイヤホンが、前述したATH-C200BTなのですが、正直あまりオススメはしないです。

ただオーディオテクニカのワイヤレスイヤホンで、4,000円前後といった価格なので、オーテクイヤホンを初めて試してみたい方にはオススメです。
有線が良いって方は、こちらのATH-CKR5を検討してみてください。
まとめ
「オーディオテクニカ初の完全独立型ワイヤレスイヤホン」→ATH-CKR7TW
「通勤や通学など日常で使用するなら」→ATH-CKR55BT
「伸びのある高音と圧倒的な重低音」→ATH-CKS1100X
「原音通りの音を忠実に再現」→ATH-IM01
「耳の穴が小さい方や女性向け」→ATH-CKN70
「バランスのとれた値段と音質」→ATH-CKR5