ついに以前から気になっていたATH-CKS1100Xを中古で購入することができました。
様々なシリーズが展開されているオーディオテクニカのイヤホンですが、その中でもSOLIDBASSと呼ばれる重低音に秀でたモデル。
今回はそんなATH-CKS1100Xのレビューをしていこうと思います。
目次
audio-technica ATH-CKS1100X

星4.0
・圧倒的な重低音にかかわらず高音域も安定
・断線を感じさせない太さのY型ケーブル
・カナル型による安定した装着感
・全体的な性能を考えるとコスパは良い
・イヤーピースがつけにくい
・人によっては低音が出すぎているといった印象を感じるかも
・PVCケーブルによるタッチノイズが気になる
オーディオテクニカ(audio-technica)
ATH-CKS1100Xのデータ・仕様
重低音が特徴のSOLID BASSシリーズの最上位モデル

オーディオテクニカのイヤホンは様々なシリーズに分かれており、それぞれのシリーズごとに大きな特徴があることで有名です。
今回レビューするATH-CKS1100Xは、SOLID BASSシリーズという括りに入っており、重低音に秀でたシリーズであることが特徴的です。
このシリーズの中で最も優れた最上位モデルイヤホンが、このATH-CKS1100Xであり、人気の高い製品となっているんですね。
SOLID BASSシリーズ公式HP:https://www.audio-technica.co.jp/atj/sc/solidbass/
ATH-CKS1100との違いは高音域の伸び
このATH-CKS1100Xは、同じくオーディオテクニカから発売されているATH-CKS1100の後継機とも呼ばれているのですが、その性能は異なったものらしいです。
ただのバージョンアップではなく、思い切ったフルモデルチェンジとなっており、前モデルであるATH-CKS1100と比べて、高音域が綺麗に綺麗になっているらしいです。
ATH-CKS1100の方は、いまだにその性能を試すことができていないので、いずれ購入して聴き比べてみたいものです。
Y型コードによりクロストークの少ない信号伝達が可能

このイヤホンの特徴の一つとして挙げられるのが、Y型コードを採用しているという部分です。
Y型コードは別名で(撚り対線、ツイストペアケーブル)とも呼ばれており、単なる平行線型ケーブルより、ノイズ(クロストーク)の影響を受けにくいと言った特徴があります。
さらに断線がしにくいと言ったメリットもあり、安心して使用することができます。
仕様
ブランド |
audio-technica(オーディオテクニカ) |
製品名 |
ATH-CKS1100X |
形式 |
ダイナミック型 |
ドライバー |
φ11mm |
カラー |
ブラックのみ |
出力音圧レベル |
106dB/mW |
再生周波数帯域 |
5~45,000Hz |
インピーダンス |
11Ω |
コード |
1.2m(Y型) |
ATH-CKS1100Xのレビュー
外箱・内容物はこんな感じ

左が前側で、右が後ろ側です。
大きく印刷されたATH-CKS1100Xが目立ちますね。

中には真っ黒でATH-CKS1100Xの文字が書かれた内箱が。

実際にコードはクリップか何かでまとめられていた気がしますが、覚えていませんね…。
オーディオテクニカのロゴがしっかりと刻まれています。
丸三角のマークはオーディオテクニカのロゴとして、すっかり定着しました。

内容物はケース、イヤピース(XS,S,M,L)、説明書です。
ケースは中古で購入したため、ついてきませんでした。
ということで音質のレビューを記していこうと思います。
圧倒的な重低音が非常に心地よい

重低音に定評のあるSOLID BASSシリーズ。
そんなシリーズの中でも、最上位モデルと言われているATH-CKS1100Xの音質はどんなものなのか。
一言でまとめると、ボーカルを邪魔しない主張が激しい重低音といったところでしょうか。
なんども言いますが、まず視聴して気づくのが圧倒的な重低音の深みです。
安物イヤホンでは決して胸に響かないベースやドラムの音も、このイヤホンではしっかりと聞くことができ、感動しました。
重低音を表に出しつつも、高音域もしっかりとクリアに聞くことができるので、決してバランスが悪いと感じることはありません。
それぞれの主張の強さを表すと、高音域くん、中音域くん、低音域くんがいるとして、低音域くんが半歩前にいて、中音域くんがその後ろ、その半歩後ろに高音域くんがいると言ったイメージでしょうか。
(わかりにくい独特なイメージで申し訳ない…。)
それぞれが大幅に離れている訳ではないが、微妙に低音域に秀でていると言ったイメージで良いかと思われます。

ちなみにハウジング下にはL,Rの表記があるので、装着時に間違えることがありません。
ATH-CKS1100Xのイヤーピースはカナル型

装着感に関しては、安定のカナル型なので不満点は一切ありません。
万人ウケするつけ心地と遮音性だと思われます。
一方で気になる点が一つありました。
それが、イヤーピースの付け替えが非常に難しいといった点です。

上の画像を見てもわかりにくいかもしれませんが、明らかにイヤーピースの穴の方が小さく、付け替えが非常に困難でした。
Lサイズは穴も大きいためすんなり装着できるのですが、M、S、XSに至っては非常に難しい。
30分近く格闘しましたが、結局装着できなかったのでLサイズを使用しています。
説明書にも外れにくいよう穴を小さくしていると書いてありましたが、いくら何でも小さすぎやしませんかねぇ!?
わからないです。もしかしたら私のつけ方が悪いのかもしれません…。
安定のリケーブル式でカスタマイズ性ばつぐん

SONYから販売されているXBA-N3にも見られたリケーブル機能を、ATH-CKS1100Xも備えています。
もしケーブルが断線したとしても、リケーブルすることによりケーブルだけ交換すれば良い話なので、長く愛用することができます。
オーディオテクニカ(audio-technica)
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ケーブルはツイストペアケーブルなので丈夫

上のケーブルが同じオーディオテクニカから販売されているワイヤレスイヤホンの、ATH-C200BT。
下がATH-CKS1100Xです。
見てわかる通り上が平行線型なのに対し、下は2本対で撚り合わせたケーブルとなっており、断線のしにくさが目に見えてわかるかと思われます。
さらに前述した通りノイズの影響も受けにくくなっており、良いとこづくめです。
と、言いたいところなのですが、PVCケーブルによるタッチノイズが気になりました。
リケーブル機能がついているので、気になる方はケーブルの交換をしてみても良いかもしれません。
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ATH-CKS1100Xの価格
amazonでの販売価格は15,900円(2019/01/13時点)となっております。
値段だけ見ると決して安いとは言えない金額ですが、この性能を考えたらコスパはとても良いと思われます。
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ATH-CKS1100Xの評価や口コミ
最終的にATH-CKS1100Xの評価をまとめると、
良い点
・圧倒的な重低音にかかわらず高音域も安定
・断線を感じさせない太さのY型ケーブル
・カナル型による安定した装着感
・全体的な性能を考えるとコスパは良い
悪い点
・イヤーピースがつけにくい
・人によっては低音が出すぎているといった印象を感じるかも
となりました。
口コミに関しては、
音がほとんど生音の近いです
息のもれる音も忠実の再現しています
このイヤホンが今のところ最高です。
ハイレベルな重低音モデルは数が少ないのでこの機種を心待にしていました。
音はかなり綺麗にまとまっており、2万円のダイナミックドライバーでもこれだけの解像度が出せるのは凄いです。
余計な低音でボーカルが潰されることもなく、ロックなど以外にもポップスでもアニソンにも向いていると感じましたが、クラシックは何か違うと思いました。
等の口コミが目に入りました。
まとめ
クリアな高音域を維持しつつも、重低音を主軸に展開される音域はさすがだと感じました。
そしてこの価格帯でここまでの性能のイヤホンは、なかなか珍しいかと思われます。
購入時に迷っている人がいた時は、自信を持って買いだと言える。
そんなオーディオテクニカのATH-CKS1100Xを、ぜひ体感してみてください。
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